憲法違反の安保法案という違憲法を強引に自民党は押し
通そうとしている。自民党推薦の憲法学者までも安保法案
は違憲であると断言している。どうしても米軍に従属しな
ければならないというのであれば、憲法改正した後に安保
法案を国会に堂々と提出するのが大道である。与党が安保
法案をもしも強行採決した場合、今後どのような運動・事
態になるのか推測してみよう。
① 何らかの方法で最高裁の判断を仰ぐことになるだろう。
違憲判決が出れば、安保法は自然消滅となるだろう。
② 他国で自衛隊員が死傷した場合、廃案運動が激しくな
るであろう。
③ 日本国内でテロが生じ、死傷者が出た場合、さらに激
しい廃案運動が起こるであろう。
④ 今回の安保法案の影響は分かりやすいだけに倒閣運動
に発展するだろう。
⑤ 現在の投票制度が小選挙区制なので、一気に政変が起
こる可能性がある。
⑥ 野党再編が激しくなるであろう。
⑦ いずれにしても、自民党に利はないだろう。
自民党にとって有利なことは見つからない。現在、与
党が過半数を取っているが、いつまでも続くとは思えない。
その理由は、アベノミクスは一部の大企業だけが潤ってい
るが、一般家庭が潤っているとは到底思えないからである。
経済の失敗が確実と思われる。来年の参議院選の結果が注
目される。
さらに安保法案が可決されれば、大きな失政といわれる
であろう。
自民党よ、おごるなかれ!