一川防衛相の発言「95年の沖縄少女暴行事件は詳細には知らない」は
失言ではない。「詳細は知らない」、と云っているのであって、事の重
大さを知らない、と云ったのではない。たとえば、その犯人の米兵の名
前をすぐに云える日本人は何人いるのであろうか。すなわち一川氏は防
衛相としての資質も問われることはないはずである。また、野田首相の
任命責任でもない。野党の党利党略の過大反応である。
一方、前沖縄防衛局長の不適切発言は許されざるものである。しかし、
その責任は、本人自身にある。あえて責任を問うとすれば、防衛事務次
官にあるのではなかろうか。野田首相と一川防衛相の責任でもない。
沖縄は駐留米軍人による犯罪を始め、騒音等々の苦悩を押し付けられ
てきた。その意味からすれば、駐留を許す日本国政府は加害者の立場で
あることを自覚すべきである。さらに今後とも沖縄に基地を押し付ける
ことは沖縄の人々の意思に反することを意味している。絶対に受け入れ
ないだろう。
今後、書類上の普天間移転事務を進めても実現する可能性はゼロであ
ろう。政府は県外、あるいは国外を模索すべき時期にきていることを自
覚し、真剣に努力すべきだと考える。
失言ではない。「詳細は知らない」、と云っているのであって、事の重
大さを知らない、と云ったのではない。たとえば、その犯人の米兵の名
前をすぐに云える日本人は何人いるのであろうか。すなわち一川氏は防
衛相としての資質も問われることはないはずである。また、野田首相の
任命責任でもない。野党の党利党略の過大反応である。
一方、前沖縄防衛局長の不適切発言は許されざるものである。しかし、
その責任は、本人自身にある。あえて責任を問うとすれば、防衛事務次
官にあるのではなかろうか。野田首相と一川防衛相の責任でもない。
沖縄は駐留米軍人による犯罪を始め、騒音等々の苦悩を押し付けられ
てきた。その意味からすれば、駐留を許す日本国政府は加害者の立場で
あることを自覚すべきである。さらに今後とも沖縄に基地を押し付ける
ことは沖縄の人々の意思に反することを意味している。絶対に受け入れ
ないだろう。
今後、書類上の普天間移転事務を進めても実現する可能性はゼロであ
ろう。政府は県外、あるいは国外を模索すべき時期にきていることを自
覚し、真剣に努力すべきだと考える。