谷ラーメン＠新橋 「ラーメン半チャーハン」

今日のノス活。

形骸化したノスタルジック演出や
様式の懐古主義にはグッバイ。

とか、カッコつけてみちゃう僕も、
有楽町、丸三横丁の舞台装置には
やられちゃう。

丸三横丁、戦後ヤミ市の名残だとかいう噂は
嘘か誠か。

ただ、戦後復興期の中で
シンボリックな街であり続けた銀座・有楽町にあって、
狭隘なガード下小路。文字通り陰ながら支える風情がいじらしい。

券売機なんてモダーンなシステムを導入したからには、
例え繁忙を極めるオフィス街ランチタイムであっても、
果たしてオヤジの落ち着きぶりは以前にも増してマシマシ。

オヤジ、さっきまで新聞を読みながら世相を斬っていたと
思いきや、ギアが入るとどんなに混んでいても
チャーハンとラーメンをまったく同時に提供する隙の無さ。
伊達に有楽町の番を張ってないぜ。

お店の上方角にはブラウン管テレビジョンと
相場は決まっているが、こちらはラジオと
きたもんだ。

ミネラル豊富な清流に
香り豊かな醤油のカエシと
豚さんを放流したら、化学反応おこして
程度良い旨味が溢れてきた、みたいなスープ。
美味しいったらない。掛け値なしのホンモノだ。

ルックスも渋いねえ。
彩りよりも、男は黙って単色コーデ。
半チャーハンも含めブラウンで統一。
おっと、その正調のグリーンピースは
どうしたんだい？
銀座のいい人にもらったアクセサリーかい？
オヤジさん、色男だもんねえ。

横丁の入口で立ち止まって歴史の空気を
嗅いでいたら、迷い猫だか、どこぞの店の
飼い猫だかが、ヨコチョの半ばでデンと
鎮座なすった。

これも舞台装置ってわけだ。
魅了されて、さもありなん。

















住所 東京都千代田区丸の内3-6-8
電話番号 03-3231-5332
営業時間 11:00～14:00、17:00～20:30 スープ無くなり次第終了
定休日 土・日曜、祝日