ニコ、酒場で戯言

Always look on the bright side of life.

なべ presents

味処むさし野@松戸 「毛がに味噌つけそば」

2014-05-26 00:00:00 | ラーメン(千葉)
13周年を迎えても何一つ変わらない。

大げさでない凡事徹底の姿勢も、
季節のごはんを丁寧に説明することも、
地元の家族連れや常連を大切にする様も、
会津をルーツに持つご主人の自家製の手揉み麺も。

開店記念日の行列は年々伸びるが、
客層も大きく変わらない。
肌寒く、腕を組みながら待つ。
家族連れは子供との、一方はご近所同士が会話を持ち、
たまに紛れる独りの馴染み客は静かに文庫本を読む。
いいなあ。街が店を祝っている♪

今年は毛蟹の復活!

麺は早々に蟹の旨味たっぷりの味噌ダレでいただき、
やおら身に吸い付き、ほじくった身はつけダレに入れておく。
この辺りで季節のごはんをいただくことにしよう。
今日はこちらも特別だ。河豚の炊き込みご飯の上に、
河豚の白子焼き、河豚の刺身、鯛の松皮造り、生雲丹、
前沢牛のローストビーフ、ウドのきんぴら。
ヱビスの琥珀の出番である。

寒い中待ってもらったから、
と麦酒は勘定に入っていなかったようだが、
ごはんが300円でつけ麺が850円。なんか申し訳ないくらいだ。

最後に厨房を覗いて声をかけたときに
返ってきた声が、心無しか大きく、
照れ臭そうな笑顔だったのだけがいつもとの違いだった。