福島原発事故によって、福島から岡山に避難をしてこられた34世帯96人の皆さんが、東電と国の責任を問い、事故による被害相応の損害賠償を求める裁判の第一回口頭弁論が行われました。
私も傍聴をしたいと赴きましたが、80席たらずの傍聴席に140人くらいの方が抽選になりました。抽選時間以後も傍聴希望者は膨らんでいました。私は抽選には外れてしまいましたが、報告集会に参加をしました。
今回は二人の原告の弁論がありました。大塚愛さんと渡辺沙織さんです。
大塚さんの話は何度も聞かせていただいていますが、すっきりと深い弁論でした。渡辺沙織さんは、臨月で3.11を迎え、岡山に避難。夫は仕事のために福島に残り、お一人で引越しと出産の準備をし、母子でしばらく生活をされてきたことを伝えてくださいました。本当のことを隠さないで明らかにしてほしい。原発は全国に立地しているので、(私たちにも)自分のこととしてとらえ、支援していただけたら嬉しいと言われていました。お二人とも思い出すのも辛い時間のことを語らないと責任が問えないというのは本当に申し訳ないことだと思います。
私は、実家の近くにある島根原発と福島原発にまつわる裁判に関わっていますが、岡山地裁で行われている訴訟には傍聴も含めて積極的に臨んでいきたいと思います。
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私が裁判傍聴をしている間も、友人たちが選挙にむけての作業・活動を事務所で自宅でしてくださっています。いい友人たちに恵まれて幸せだと思う日々。がんばらなくてはね。
夜には、お父様を亡くされた方のお宅に焼香にいきました。私にとってはたくさんのことを教えていただいている兄弟のお父様です。温かく見守れて安らかに眠っていらっしゃることだと思います。