今日は、9月議会前の各常任委員会でした。
岡山市は長期構想に基づいて前期中期計画を策定中です。分野別計画と区別計画とからなり、今回の常任委員会では、たたき台をもとに担当分野について、各委員会で審議されました。同様に連携中枢都市圏の形成にむけての協議についても、担当分野について審議されました。私は保健福祉委員会です。人を柱とした岡山らしい施策が打ち出されていないので残念です。
福祉事務所のケースワーカーについて増員をすべきだとの強い意見が出されました。国はケースワーカー一人当たりの担当を80人としていますが、岡山市は昨年度は97人ということです。私が議員になってからずっと指摘をされていることですが、まったく改善がなされません。きめ細かいサポートが一人ひとりの安心と社会参加をうながします。高齢者、障がい者、子どもなど、人権を視点とした取り組みにも目を配りながら発言をしました。
報告事項では、先日発足した、岡山市子どもの貧困対策推進本部会議についてがありました。市長を本部長に関係課が一堂に介して進めていくので、期待をしています。しかしながら、調査も含めてすべてがこれからということで、岡山市、岡山市長が取り組む想いがほしいと感じました。
実態を把握し、指標を選定し、課題について集約していくということです。審議のなかで「子どもの貧困」の定義からして難しいとの意見が出ましたが、私は、専門家の意見を聞くにとどまらず、一貫して関わっていただいて進めていくこと、実施計画など計画を策定して進捗管理をしていくことを提案しました。本気で取り組むのであるなら、子ども子育て支援プランのなかでとお茶を濁すのではなく特化した計画が必要です。
また、保育園の利用者負担の見直しをはかるということで、岡山市の現状と政令市比較が詳しく報告されました。他政令市と比較して、低所得者は高く、高所得者は低い傾向にあり、これまで認識したことがなかったということです。9月の後半の委員会で方向性が示されるということです。
9月議会に提案補正予算や条例案も提案されています。ご関心がある方は、ご連絡ください。