1.3、鏡野にて。
家の近くにある小さな祠のお祭りが、毎年1.3にあります。今年は夫宅が当番。以前は、ムラの子どもたちに甘酒をふるまう集りでもあったようですが、その由縁は正確には私にはわかりません。
今年はお祭りとまでは行きませんでしたが、縁の皆さんが集まり、焚き火の周りで、ゆっくりと過ごされていました。
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結婚して初めて、夫宅が当番のとき、「のぞみさん、唐揚げを作れる?」と。お祭りのお弁当作りをお義母さんとしたことが懐かしく思い出されます。
のんびり屋の私と違って、お義母さんは準備万端。私は鏡野のご両親の暮らしから、いろんなことを教わりました。
この大晦日に、いつも選んでいただく花屋さんにタッチの差で行き損ね、スーパーで年始のお花を購入。お花の鮮度がよくないとポロッと夫に言うと、夫が「そういう木なら、ウチ(鏡野)にあるのに」。「そうでした」。南天や松がありますね。
お節を詰めているとき、「ウチはバランは取ってなかったかなぁ」というと、夫は「大きなハランみたいなものなら中庭にある」。「おー、ちょうどいい」。
南天の葉や実と合わせて重箱に。
サカキやシキビをはじめ、ご両親が育てていたものが、こうして、そのまま残っているものもありますが、小菊は姿をなくしてしまいました。
人のつながりを作る集い、自然を生かしての暮らし。それを喜ぶことができる私を育ててくれたご両親。知恵や温かさを大切にしていきたいと思います。