金川地区コミュニティハウス竣工式に参加をしました。
元々は、昭和11年に御津警察署として建設された木造2Fの建物だったそうです。さまざまな歴史が刻まれた地域のつながりの要の場所であったのでしょう。新しい建物に入ったとたん、地元の皆さんのコミュニティハウスに込められた想いが伝わってくるようでした。
木造平屋建ての完全なバリアフリーで、玄関につながる和室には掘りごたつがありました。掘りごたつは、住民の皆さんのたっての希望だったそうです。高齢者仕様は多くの方にとって過ごしやすい場所です。
トップの写真は記念式典での「演舞/獅子舞」です。
玄関の丸窓は旧警察署のなごりだそうです。花壇や庭には以前の建物からの石が使ってありました。景観にあい歴史に根ざした建物だと思います。
木造建築であちこちに「木」が感じられ、廊下すべてに手すりがついています。県産材の仕様は32立米とのこと(岡山市は「公共建築物における県産材等の利用促進に関する方針」を策定しています)。
建物の屋根には5kWの太陽光パネルが設置されています。玄関に入ったところにあるメーターで、売買電状況がわかります。写真を撮ったときは、3.8kW発電され、2kW売電していました。こうした「見える化」はいいですね。電球はLEDでした。
トイレは、多目的便所があり、オストメイト対応もあります。
元々、自然いっぱいのなかの建物ですから、「緑」の観点は環境的には満たされているのでしょうが、庭の樹木の種類はなんでしょう?
全体をくまなく見たわけではありませんが、他にも工夫はいろいろとありました。2月議会に、「公共施設整備基準」をと質問していたところでもあり、、ユニバーサル、環境、安心・安全、歴史・文化etc視点から、あちこちに目がいきます。
駐車場の車イスサイン。妊婦さん、内臓に障がいのある方、ケガをされている方などのマークも一緒にあったらいいなぁと思いました。
元気な地域づくりの拠点になることと思います。