DVD『甘いバナナの苦い現実』を観ました。寒い夜にご参加くださった皆さまには感謝します。
私が、「ネグロス・キャンペーン岡山」に長く関わるようになったきっかけの一つが、〝バナナ〟でした。
大学時代に読んだ鶴見良行さんの『バナナと日本人』から40年。
DVDには、今も、空からの農薬散布や過酷な労働契約に苦しめられる農民・住民たちの姿がありました。日本ではできないことを、何でフィリピンでできるの?
一方で農地改革で土地を手にし、民衆交易バナナに出会い、持続可能な暮らしを笑顔で目指す村もありました。
バナナを通して、生産者と消費者の笑顔の見える関係が築けているのは希望の光がみえ、嬉しいことだと思います。
でも、大きな不平等の構造は変わっていない。日本の企業に農薬の空中散布をやめてほしいと訴えるバナナ生産者の声に向き合わないといけない。
知ること、学ぶこと、出会うことを力に、さらに希望の光を太くしていきたいと、寒い夜にみんなで心を温めました。仲間って嬉しいです。
参加したかったけど時間が合わなくて残念と言われた方、お2人には、すでにDVDをお貸しすることになっています。ご希望者にはレンタルしますので、お声かけくださいね。
みんなで、ネグロス・バナナのバランゴンを食べました。やっぱり美味しい、幸せな気持ちになります。