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マイコー・ジャクスンの"Ghost"というショートフィルムを観ました。
ショートフィルムにしては約40分の大作で、ちょっとした映画です。
あ、だから、ショートフィルムか。
さて、自分は初めてこの映像を観たのですが。
ストーリーは主役のGhost、演じるのはもちろんマイコーですが、
これが町外れの一軒家に住んでいるところを、町の人たちに出て行けと詰め寄られるのです。
おまえは変だ、化け物だと・・・
ここで、多くの人はこのGhostが、実生活でのマイコーの投影なのだと思うでしょうね。
整形手術を繰り返し、奇怪な行動と生活の奇人変人。
そんな町人に対してGhostが取る手段は・・・
歌うこと、踊ること。
それを子供達はおもしろがり、保守的な大人は認めようとしない。
子供達をかわいがり、世間から・・つまり多くの大人達から距離を置いて
生活をしていた(と思われる)マイコーの気持ちが、ここに見えたようにも思われました。
Ghostは・・・マイコーは、歌って踊って人々を楽しませようとしただけなのに、
時には、驚かせようともしただろうけど。
それが理解されずに社会から疎外される。
何を言おうとマスコミは聞かないから、こうした音楽や映像によって、
自分の気持ちを表現しようとしたのでしょうか。
いつだっけな?
ある時から、マスコミなどへの不信感からインタビューには答えなくなって、
代わりに音楽でその気持ちを代弁するようになったと言われるマイコーですが、
この作品を観て、改めてそれを感じましたね。
R.I.P.
Michael Jackson