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チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」を初めて見る

2019-02-11 23:21:03 | 音楽


 
2月11日といえば「建国記念の日」です。
昔からそうでしたが、考えてみれば不思議な祝日です。

いや、国家たるもの建国の記念日くらいあるだろうとぼんやり思ってましたが、
この建国がナニを指すのかは知らないでいる年月が長かったのです。

「建国記念の日」とは古代日本において、カムヤマトイハレビコがヤマトに東征し、
初代天皇である神武として即位した日のことです。

ですが、神武天皇は古事記や日本書紀で日本の初代天皇とされてはいるものの、
いわゆる神話上の存在であるとされ実在は疑われているのです。

そんな神話の事柄を祝日だなんて不思議だと思いませんか。

もともとは明治6年に「紀元節」として定められたのですが昭和23年、
GHQにより廃止されますが、昭和41年に「建国記念の日」として復活するのですけども。

アメリカが紀元節を廃止させたのは、この神武天皇即位の記念日があることで、
敗戦した日本人が再び団結する脅威になり得ると、アメリカが恐れたからともいわれます。

ところで最初に記念日と定められたのが明治6年ということですから、
明治天皇が望んで成立したことだったのでしょうね。
なんたって天皇家の起源を遡り、支配者としての即位を記念するというのは。

コレ。

自分は以前も、明治維新のどさくさに天皇家が北朝系から南朝系にすり替わったのでは?
との説に触れたことがあるのですが。

だとするとすり替わった明治天皇は、クーデターの負い目もあったのか、
自身が正当な天皇家の後継である、と自負できるナニかを欲っしたと考えてもおかしくありません。

ひょっとしてソレが「紀元節」として、初代天皇が即位した記念日に託し、
自身の血統を誇示するためにわざわざ制定させたのではないか、なんてことも妄想しますが。


そんなことより、海外では音楽の祭典・グラミー賞の発表がありました。

いまや、誰が何の賞を獲ろうとあまり興味のなくなってしまったのですが、
一応主要4部門の顔ぶれを見てみますと、


 年間最優秀レコード(Record Of The Year:チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」
 年間最優秀アルバム(Album Of The Year):ケイシー・マスグレイヴス『Golden Hour』
 年間最優秀楽曲(Song Of The Year):チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」
 最優秀新人賞(Best New Artist):デュア・リパ


と、なったのですが、いやあ、ほとんど知りません。
ケイシーとデュア・リパは名前くらい聞いたことある程度で、
チャイルディッシュ・ガンビーノは全く知りませんでした。

受賞者以外のノミニーについても半分以上は知らないアーティストでした。
まったく、今どきの洋楽には疎くなってしまいました。


で、グラミー賞の情報を見ていると、なんでもチャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」の
ビデオが凄い評判のことだったので、早速ネットで見てみたのですが。

いやあ、ちょっとこれはショッキングですね。
話題になるのもわかります。

と同時に、テレビではうかつに流せない映像ではないかと思うのですが、
実際のところどうだったのでしょうか。

少なくとも日本の地上波では放映が難しいんじゃないかと。
日本人が表現することも難しいんじゃないかと。。

思ったのですが、このPVの制作者は日系アメリカ人のヒロ・ムライ氏だそうで、
グラミーではこの作品で最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞したのだそうです。
ちょっとびっくりました。


楽曲自体は、銃社会・格差・差別社会のアメリカをテーマとしたモノということで、
「コレがアメリカってもんなのさ!」といかにもトランプ大統領下のアメリカ社会を風刺する、
現代版「Born in the USA」みたいなもんかなと思っていたのですが、PVを見ると衝撃度が違います。

コレは、、ラジオだけで聞いても楽曲の迫力がわからないですね。
映像と一緒に体験すべきモノだと思いました。

ま、その動画や解説みたいなのは下記とかで見ていただくとして。。


 Childish Gambinoが人種差別などに物申す「This Is America」MV、凄まじすぎたので色々調べてみた件


ショッキングはショッキングな映像で、社会を強烈に皮肉っているのはすぐにわかりますが、
それでいて知的な様子も自分は感じました。

歌詞では、銃が蔓延し腐敗する社会や、パーティがしたい、カネが欲しい、
といった享楽的で刹那的で要は自分が良ければ他のことなんかどうだっていいと、
考えがちな風潮などが歌われています。

こういうところはもちろんアメリカだけでなく日本にも当てはまりそうです。
そして、他の多くの国々も似たカンジなのかもしれません。


しかしまあ、よくこのPVが制作され流通することができたものだと思いますが、
確かにこの曲は、最も注目されるべき一曲かもしれません。

音楽としてどういう評価かは、いろいろだと思いますが。。


とにかく日本人も、タレントは政治的な発言をするなとか、記者は官房長官に質問するなとか、
言論弾圧してる場合じゃないと思うのですがね。

とは言っても、なんちゃら48とかが、なんちゃら大賞(音楽賞でしたよね?)を
受賞しているようなうちは、難しいのでしょうがね。

 
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