日本振興銀行前会長の木村剛氏が逮捕されました。
逮捕容疑は出資法違反に関わる捜査の妨害ということです。
木村氏といえば、あの最悪な小泉・竹中政治の片棒を担いだ、
新自由主義の権化みたいな、悪い印象を持たれている方も多いでしょう。
自分もそうでした。
そして、木村氏が逮捕されたことによって、次は竹中へーちゃんの番だ！ 覚悟しとけ！
みたいな、それを歓迎する見方もあるみたいです。わからないでもないです。
ところが、今日の木村氏逮捕に関する報道などを見ていると、どうも釈然としないのです。
かえって、きな臭さを感じるのです。
これは、木村氏が狙い撃ちされているだけではないかと。
権力側による国策捜査ではないかと。
そう思う理由は二つあります。
まず、逮捕の理由が検査忌避、つまり、メールを削除することにより捜査を妨害したというもので、
日本振興銀行が出資法を違反したという罪で逮捕されたのではない、ということです。
本来のターゲットであるべき出資法違反で逮捕できなかったから、
逮捕理由を検査妨害に切り替えたんじゃないかと自分的には疑っているのです。
とにかく木村氏を逮捕したかった、そういうゴールありきの行動に思えたのです。
もう一つは、木村氏が怪しいという印象を与えるような報道が多いことです。
日本振興銀行の出資法違反ということであれば、ニュース報道だって本来なら、
そのことについてフォーカスしていいはずが、木村氏が捜査妨害した、
ということに力点が置かれた報道になっていると感じます。
それに、関係者？のコメントを持ち出して・・・これもヤラセ？とかって思うのですが、、
メール削除は木村氏の指示でしたとか、木村氏による経営手法も問題じゃないかとか、
とにかく出資法違反云々よりも木村氏が悪い、そんな報道に終始してるように見えます。
こういうのって、不自然に見えませんかねえ？
要は、木村氏を祭り上げたかったということなんじゃないかと思うのです。
元金融担当相・竹中へーちゃんの片腕だった木村剛氏が逮捕されたってことで
次はいよいよへーちゃんの番だな！と期待する向きもあるでしょうが、
自分はその逆なんじゃないか？と感じるのです。
木村氏逮捕はトカゲの尻尾切りだったりしませんかねえ。
木村氏を切っておいて、小泉純ちゃんと竹中へーちゃんは安泰、だったりしませんかねえ。
先日の選挙で民主党が大敗したにもかかわらず、カン総理をはじめ反小沢とかいう
執行部連中がまだ居座り続けるというのは、アメリカの後ろ盾があるとか、
昨年誕生した新政権に抵抗する権力側が、勢力を盛り返した現れではないのかと。
もちろん、その中には純ちゃんとへーちゃんがいるわけですね。
いや、でも、木村剛氏はその仲間じゃないか！と思うでしょうが、
どうやらそうとも言えないようなのですよ。
木村剛氏、不透明な融資？
へーちゃん的にはとっくに木村氏と縁を切っているとかで。。
上のブログエントリーは2006年のものですが、同じ年に、こんなブログもあります。
MHKというのは地検が狙う次のターゲット
それと最近では池田信夫氏のエントリーに興味深いモノがあります。
池田氏についての評価はお任せしますが。。
日本振興銀行事件への疑問
「木村氏はかねてから「貸金業法が官製不況の元凶だ」と金融庁を強く批判していた」
だ、そうです。
ま、自分的には木村氏逮捕に関するマスコミ報道からして胡散臭い、と感じただけですが。
世間のみなさんは、どう思われているのでしょうね。
ああ、小泉竹中のときのブレーンか！
やっぱり汚いヤツだったか！
ということでしょうか。
だとしたら。
裏で糸を引いてるヤツの思うつぼ、そういうふうに自分には思われるのです。
ま、いつもの妄想ですけどね。。。