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カップヌードル ジャミロクワイCFの謎

2010-06-21 23:23:20 | 音楽



いやー、今、ワールドカップのポルトガルvs北朝鮮戦を観てたんですけど。
自分もアジア人・東洋人の端くれってことで、北朝鮮に肩入れしてたのですが、
大差がついてしまいましたね。実力差・・・を考えればこんなものでしょうけど。

強いと言われた今回の韓国でさえアルゼンチン相手には1-4の大敗でしたし、
サッカーにおいてはアジアと世界の差はまだまだ大きいようです。


さて、そんなカンジで、普段は民放テレビなんて全く観てないのですが、
ワールドカップを観るためにチャンネルを合わせている今日この頃であります。
ですので、いつもは触れることのないCFなるものを見る機会が増えてるのですが、
特に、ワールドカップの放送中によく、日清カップヌードルのCFを見かけませんか?





JKなる不思議な人物が率いるイギリスのアシッド・ジャズ(死語?)ユニット、
ジャミロクワイの1996年のヒット曲、Vertual Insanityのビデオのパロディで、
JKのボーカルっぽく歌詞もCF用の替え歌にしてるヤツです。

これ、確かにインパクトはあるんですけど・・・


何故に今頃、ジャミロクワイなんですかね?

って素朴な疑問があるのですが。
14年も前の曲ですから今の若い人ではピンとこないんじゃないかとも思いますし、
これがヒットする年齢層ってのはぐっと絞られてきてしまうように思います。
もちろん広告ですから、ターゲットは絞って当たり前なのですけども。


何ででしょうね?確かにこの曲は大ヒットしましたし、
自分もコレが収録されたアルバム "Traveling Without Moving" は当時よく聴いていましたが、
今になって広告に使われるような、時代を超えて聴かれるような作品とも思わないのですね。


よっぽど、制作者がジャミロクワイを好きだったとか?

もしくは、よっぽど、制作者がこのビデオクリップにインスピレーションを得たとか?

たまたま、この曲でそら耳がヒットし、替え歌を思いついたとか?

カップヌードルではMISIAの替え歌ヴァージョンに続くCFみたいですけど、
よっぽど替え歌にハマったんでしょうか?

もしくは・・・
CDが売れなくて苦しいソニーが、ヒマなJKをダシにして安く売り込みをかけたとか?

それにしたって、まぁそんな、何故にジャミロクワイなのかという素朴な疑問と、
大きな疑問として、よく、クライアントからOKが出たな!? ってのもありますね。


広告にはセヴンティーンズ・セオリーっていうのがあります。

広告のターゲットとなる生活者が多感な思春期、そう17歳くらいだった頃の
流行った音楽とか映像などを広告に使用することで、ターゲットの共感獲得を狙うのです。


このCFの狙いがそうだとすると、ターゲットは現在31歳くらい、ってことになります。

では、その年齢の・・・ジャミロクワイに共感する・・・男性?が主要なターゲットになるのでしょうか。
にしても、やっぱりジャミロクワイである必要性となるとイマイチ解せんのですけど。





一方、同時期に放映されているコチラのカップヌードルLightのCFは明らかに女性狙いで、
年齢層としては20代半ばもしくは後半から30前後でしょうか。
となると、ジャミロクワイ・ヴァージョンとターゲットの年齢層はほぼ同様に思えます。

アラサー男女の需要引き上げを狙ったということでしょうか。
そうした戦略の背景が何らかあったのでしょうね。


それにしても、ジャミロクワイ起用の理由が、やっぱり、よくわかりません。