即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

時空を超えて

2008年01月06日 22時25分42秒 | 
ほんの短期間訪れただけだけど、台北で感じたこと。



行きたかった故宮博物館では、人類(中国)8千年の歴史の重さを感じた。

文明とか、科学とか、WEB2.0とか、それはすごいことなんだろうけど、
なんたって「8千年」、だからねえ。

人間が、何を感じて、何を考えて、
どういう暮らしを望んできたのか。

気の遠くなるような時間を経て、
人間は、何を学び、どのような歴史を作ってきたのか。

どのような未来を築こうとしてきたのか。



それに比べたら、人生80年なんて、屁でもない。
取るに足らない人生。自分。

人間の無力さ、そして、偉大さ。



ドッグイヤーとか、マウスイヤーとか言われるけど、
8千年という悠久の時の流れの中では、意味がない。

そういう認識に立って、日々、自分ができることを積み重ねていくしかない。

8千年の歴史に対しては、何の影響力もないし、何も残せるわけはない。
でも、我々一人一人の、一秒一秒の積み重ねではあるので、
大事にしないといけない部分も感じる。
何を考えて、何を望んで、どのような毎日の暮らしを作っていくのか。

10年前の暮らし。
100年前の暮らし。
明や清の頃の暮らし。
秦や漢の頃の暮らし。
銅器時代、石器時代の暮らし。

今のような便利な文明も過去の蓄積もないというのに、
どうして、こんなにも豊かな文化、感性があったのだろうか。

中国のすごさ、人間のすごさ、を感じて、
ちょっと打ちのめされてしまいました。
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