即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

悠久の時を旅する

2013年10月28日 01時21分52秒 | 音楽と美術
家の近くのニッケコルトンプラザで行われている星野道夫写真展に行ってきました。

 
 

相変わらずの人気、狭い会場には人がいっぱいでした。
カムチャッカで取材中にヒグマの事故で突然亡くなってからもう17年にもなります。
同じ市川で家も近く、10代の頃から家族ぐるみで交流していた星野道夫のこと、何度も前にも書きましたが、毎年8月8日の彼の命日には必ずお墓参りに行き、帰りにお母さまのところに寄ってくる習慣がずっと続いています。
 

この写真展はニッケコルトンプラザの開業25周年特別企画とのことです。
子供の頃からずっと家のそばにあった日本毛織の工場が取り壊されて長い間広大な空き地だった。
何ができるんだろう?と近所は皆興味津々だったけど、できたのは巨大なショッピングセンター。
プランタンがメインのテナントで、ファッション、雑貨、本屋、スポーツクラブなど地域住民としては画期的な出来事であった。
 

1988年11月25日に開業ということなので、あれからもう25年なんですね。
出来てからちょっとしてこの中にあるスポーツクラブに通い始めたので、それももうすぐ25年ということになる。

歩いて5、6分。
自転車で3、4分。
車だと15分。(いつも結構混んでる)

それくらいの近くに、こんな便利で楽しい場所ができるって、生活が一変する。
前は、何の買い物するのでももっと遠くまで行かなきゃいけなかった。
シネコンもレストランもあるし、季節に応じていろんなイベントもある。

市川でどうぶつしょうぎ♪

工房からの風

夏には恒例の盆踊りと縁日。
 
 

夕方帰る時はいつも振り返ってみる空。


25年の時を振り返ってみる。
テナントも時代とともにかなり入れ替わった。
気に入った店は大体すぐに潰れた。
レストランも最初からずっとあるのはアスターとアジオくらいかもしれない。

思い出すのは当初あったダスキンのカーニバルプラザ。
大阪の江坂にあって大成功を収めその2号店がここにできた。

外観はイルミネーションでキラキラしていて、ワクワク感を醸し出す。
入ってみると広大な面積に全部で900席もある巨大な3つのレストラン。

ピエロのショータイムが一日に何度もある。
突然電気が消えて行われるバースデータイムも大盛り上がりだった。
お祭り、屋台、雑貨屋、似顔絵書き。
雨が降ってきたり、星が煌いたり、雷が鳴ったりなど、大げさな照明効果や効果音で子供たちを大興奮させたコーナーも印象深い。
 

テーマパークとレストランが合体したかのような、それはそれは究極のファミリーエンターテインメント。異様なまでのお祭り騒ぎがあちこちで繰り広げられているエキサイティングな場所だった。
週末は1時間2時間待ちは当たり前。
バブリーな日本の中流家庭のパラダイスとも言えるあのカーニバルプラザはずいぶん前に閉店になった。

失われた20年というけど、その間我々は何を失ってきたのだろうか?
25年前からこのショッピングセンターのお蔭ですっかり便利になった僕の生活も、その見返りとして何かを失ってきているはず。

近くにできたこのショッピングセンターのテナントの変遷とともに、自分のこの25年間を振り返っていろいろ考えた秋の日曜日でした。
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