即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

別れの朝

2014年09月06日 12時55分51秒 | 日記とニュース
忙しさにかまけてまたまた更新できずにいます。
次回の電王戦の発表もあったし、王位戦、王座戦、竜王戦挑決と、羽生さんの大事な戦いが続いているし、昨日のアギーレジャパン緒戦のことだってあるし、書きたいことは山積みです。

さて、昨日の朝の話です。

電車で隣に座ってる若い女の子がかなりの爆睡で舟こいでる。

こっちばっかりにがんがん当たってくる。

たまーに反対側にも振れるのだけど、メインはこっち、すぐにこっちが主体の動きになる。

これが、結構強くぶつかってくる。

体幹をしっかりして動じないようにしてるのだけど、向こうもスポーツしてるのか結構しっかり当たってくる。

おとなしくもたれかかってくるのならそれなりの対応もあるし、顔を覗き込んだり、朝から変な気持ちにもなるだろうけれど、かなり攻撃的だ。

ザックジャパンにも欲しかったアグレッシブに向かっていく姿勢だ。

1対1で絶対に負けないフィジカルな強さだ。

やられるがままになっていたけど、これはちょっと看過できない。

ぎゅっと押しつけておいてひらりと身を交わすテクニックを駆使したのだけど、全然動じる気配がない。

相変わらず同じリズムでしっかりと攻撃を続けてくる。

完全にポゼッションは支配されている。

フェイントも効かない。

こんなに受け身ばかりでいいのか。

逃げるわけにはいかないし、どのように反撃をしかけるのか、いろいろ作戦を考える。

ある駅に電車が着いた。
その途端、何事もなかったかのようにパッと目覚めて立ち上がり、さっさと降りていった。

あっけにとられてその後ろ姿を見送っている多分アホな顔した自分。

あー、やられた。かなりの強者だ。

朝から戦いに巻き込まれ、必死で反撃を試みようとしていたらサッと交わされて一人取り残された空しいオジサン。

この気持ちを誰にぶつけたらいいのか。

諸行無常。

彼女の肩の感触だけが空しく残る。

若い子にいい様に振り回され、逃げられ、もて遊ばれた朝。

これから長い一日、どう力強く生きていったらいいのか。

力が出ない。

人生は危険な罠に満ちている。
コメント (2)
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