即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

時短に思う

2011年08月12日 19時55分17秒 | 雑感
行っているスポーツクラブが営業時間短縮になりました。
平日は夜12時までだったのが、11時まで。
土曜も10時までだったのが9時まで。

土曜はともかく、平日の12時までというのは便利でした。
酒飲んで帰ってきても、家のすぐ近くなので、11時に行けば、ゆっくりサウナに入ってすっきりできる。
おまけに家の風呂沸かし代が節約できる。

12時までだと、早めに帰って夕食軽く食べて行くのであれば、ゆったりトレーニングしてゆっくり風呂に入ってかなりリラックスできる。
それが11時になると、たった1時間ではあるけど、かなりタイトになる。
必然的に、今日はあわただしいから止めにしよう、となる。

かなり文句言ってる会員がまわりにはいるけれど、今のご時世、スポーツクラブ業界も皆大変だから仕方がない。

だって、昔は深夜の12時までなんてどこもやってなかったはず。

どんどん会員が便利に使えるように、そして競合との差別化要因のために、徐々に遅くまでやるようになったいきさつがある。

元はと言えば、コンビニもファミレスもスーパーも何もかも、どんどん便利さを追求していって24時間営業に近づいて行った。

それを言えば、テレビだってそうだ。

昔は夜中なんかやってなかった。

この節電が正義、慎ましやかな生活を望む今の風潮。
after311の新たな暮らし方のスタンダードに基づいていけば、皆、too muchなわけ。
ほんとに要るわけ?なくても済むじゃん!ってこと。
贅沢は敵。わがままはパパだけ。なすがママ、きゅうりがパパ。

いつの頃からか当たり前のように、便利さを追求し続けてきた。
調子に乗ってどんどん加速してこんな世の中になってしまった。

大阪まで6時間かかっていたのが、3時間になり、2時間半になった。
もっと早くできないのか。
どれくらいが適正なのか。
どれくらいで行ければ気が済むのか。

限りがない。
欲望は無限大。

ちょっと待ってよ。そこまでせんかてええんやない?

スポーツクラブの営業時間が1時間短縮されたことでいろいろ思う。

僕らの生活はどれくらいが一番幸せなのか。
幸せ感も、人によるし、時代と共に変遷する。
どれくらいが適正で心地よいバランスなのか。
ビジネスや経済ということももちろんあるのだけど、その根っこの我々の幸せ感を問い詰めなおし、そこからすべてをリセットして創り直すという時期なのかもしれないですね。
コメント (3)
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