ワールドカップもいよいよ決勝戦

明日深夜の決勝で、南アフリカワールドカップもいよいよ終了です。

今夜は三位決定戦の、ドイツvs.ウルグアイ戦があるのだけど、なんで中継ないんだろ？
明日もダイジェストしかないみたい。全部ちゃんと見たいのになあ。

そして、明日の決勝のオランダvs.スペイン戦。
お互い初優勝を賭け、スナイデル、ロッベンと、イニエスタ、シャビの中盤での意地の張り合いはなんとも楽しみで仕方ない。

今日新聞を見ていて初めて気づいたのだけど、
ベスト８に残ったチームは、８チーム中７チームが、グループリーグ１位。
ガーナ（グループＤ２位）を除いた７チームは、全部１位突破のチーム。
逆に言うと、グループＣ１位のアメリカだけが残れなかったわけだ。

いろいろ面白い試合はあったけど、やはり準々決勝の４試合は見所満載だった。

年に２、３回集まる大学つながりの飲み会があるのだけど、ワールドカップが始まってからというもの、昨日の試合はああだった、こうだった、今夜の予想はこうで誰々がゴールを決めて、などというメールが全員メールで飛び交い始めました。

そしてそれが高じて、その会の中に急遽サッカー部が創設され、部長、部員が決まり、あっという間に第一回サッカー部部会が先日行われました。
単に、ワールドカップのことを熱く語りたい、とおじさんたちの飲み会です。

皆それぞれに一家言あり、贔屓のチームや選手の話、あのプレーがよかった、今後の試合展開予想、日本サッカーへの期待や批判、予想タコ「パウル君」の話、などなど、尽きる事のないマニアックな話が延々と。
ワインが売り物の店だったので、南アフリカのワインを皮切りに、ドイツ、スペインなどいろんな出場国のものを、飲み干してやる！とばかりに飲み比べたりしました。
このドイツのワインはちょっと味が濃すぎていまいちだから、今度ドイツは負けるんじゃないの、とか。（ほんとに負けた。）
そして、無名の南米のサポーターで可愛い子を見つけたので、ＰＣの壁紙にしてる、なんていうおじさんもいて、わざわざ（これ見よがしに）送ってくれました。
確かに可愛い！

終盤は盛り上がりすぎて、パスは繋がらず、オウンゴールも含めぐちゃぐちゃな試合展開。
次回のブラジルには皆で行こう！などと、酒に酔った勢いは止まらず壮大なプランも出た。
もう死ぬまでにテレビだって何回観られるかわからないから、本物観に行かなきゃ、ということで目出度くお開き。
最後は全員ボールを回せないどころか、ボールもないのに自然にフェイントをしたりしながら（千鳥足とも言う）帰途につきました。

この２、３ヶ月、こんなにサッカー関連本を読みました。
我ながら、好きですねえ。

「決定力不足」でもゴールは奪える (双葉新書) 杉山 茂樹 双葉社 このアイテムの詳細を見る

考えよ! ――なぜ日本人はリスクを冒さないのか? (角川oneテーマ21 A 114) イビチャ・オシム 角川書店(角川グループパブリッシング) このアイテムの詳細を見る

主将論 (幻冬舎新書) 宮本 恒靖 幻冬舎 このアイテムの詳細を見る

敗北という収穫 (中公新書ラクレ) 金子 達仁 中央公論新社 このアイテムの詳細を見る

日本サッカーが世界で勝てない本当の理由 (マイコミ新書) 岡田 康宏 毎日コミュニケーションズ このアイテムの詳細を見る

サッカー「見るプロ」になれる!50問50答 (王様文庫) 杉山 茂樹 三笠書房 このアイテムの詳細を見る

サッカーの見方は1日で変えられる 木崎 伸也 東洋経済新報社 このアイテムの詳細を見る

それぞれ皆違うトーンで楽しめたけど、この最後の２冊に関しては、観る将棋ファンとして、というところにもリンクしてくるので面白かったです。

今回のワールドカップ、まだ終わったわけではないけど、いろいろ考えるところありました。
ちゃんと観るようになったのは日本が出始めた１２年前からだから、新参者ではあるけど、サッカーもどんどん進化しているし、それぞれの国の持ち味や戦略と言ったところもかなり楽しめました。

決勝の予想はオランダです。
華麗なパスサッカーが持ち味のスペインも準決勝だけ観たらすごいけど、やはりオランダの力は安定感があるし、攻守のバランスもいい。
予選を８戦全勝で出場一番乗りを果たし、本大会でも６戦全勝と、大人の手堅いサッカーを見せている。将棋で言えば、いかにも“辛い”試合運び。
隙の無さと攻撃力では一枚上と見ます。

ではあともうちょっとのサッカーに酔いしれる時間を、ゆっくりと楽しみましょう