即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

ご無沙汰の将棋ネタ

2009年09月06日 13時01分39秒 | 将棋
すいぶんご無沙汰してました。

ゆっくりネット中継その他見たいのだけど、なかなかそうもいかず。

おとといの王座戦第一局、昨日の囲碁将棋ジャーナルで見ました。
挑戦者本人も危惧していたけど、やはり格違いですか。
山崎七段の今後に向けては、ここが踏ん張りどころですね。
この1局は力も出せず、今一番辛いところだと思います。
さながら去年の竜王戦第一局パリでの渡辺竜王の気持ちのように。

あー、ここまでは来たけど、これ以上行くのは結構難しいのかな。
見せ場を作れて、自分の将棋が指せて負けたのなら仕方ないけど、まるで歯が立たない。
次、どうしよう?
いいところなく3連敗したらいやだなあ。
なんたって18連覇だもんなあ。
かなうわけないよなあ。
まずいなあ。
お先真っ暗だなあ。

大きな『壁』が立ちはだかったのですね。

まあ、ほとんどがメンタル面の問題で、本当の実力はここまでの差ではないはずです。

あまりにも雲の上の人という脅威に包まれつつ指しているので、手が伸びない。
伸び伸びとダイナミックに、細かい事気にせず居直った感じで思い切り戦って欲しいです。

勝ち負けは別として、ここでそうできるかできないか、
山崎七段の今後に大きな影響があるターニングポイントです。

梅田望夫さんが言われた、『機会の窓』という言葉を思い出しました。

なかなか開く事のない人生における機会の窓。
それを活かせるかどうかで人の一生が決まる。

目の前に一瞬開いたこの機会の窓を活かせるかどうかに重い意味がある。

前から書いてるように、羽生世代、30代ばかりが活躍している将棋界がさらに活気づくのは渡辺竜王以外の20代棋士がどんどんタイトル戦に出てこないとだめです。

今年の棋聖戦第二局で、木村八段がやっと1勝してから一皮剥けたのと同じように、なんとか次はがんばってほしいです。
いや、ここががんばりどころです。

竜王戦は、森内vs.深浦の挑決戦3番勝負。
森内九段が巻き返してタイになりました。
来週、いよいよ挑戦者が決まります。
ここ何年も大いに興奮させてもらっている秋から暮れの竜王戦。
果たしてどちらが挑戦するのか楽しみです。
個人的には、渡辺vs.深浦戦を見てみたい気がしてますが、森内九段は好調ですよね。今日のNHK杯でも、新鋭豊島四段を破りましたし、順位戦も連勝街道です。
深浦王位は、カド番になっている重要な王位戦の戦いもあるので、その辺の体力棋力の調整も難しいと思います。

『カド番になって過ごす時間は短い方がいい。』と渡辺竜王が言っていましたが、果たしてその影響はどうなるんでしょうか。

A級順位戦。
2連勝 森内、谷川、三浦
1勝1敗 郷田、木村、高橋、井上
2連敗 佐藤、丸山、藤井
と色が分かれました。

週刊将棋に出てましたが、過去の例を見ても、たった2局だけど、そこで飛び出した人が挑戦権を得ていたと。

そういう意味では順位の事も含め、森内九段が本命です。

しかし、おじさんのホープ、谷川九段、いい出だしなので、今期は期待しています。
羽生vs.谷川の久々の名人戦、なんて、見てみたいですよね。

それから、ここだけでなく、このところの佐藤九段の不調が心配です。

なーんて、簡単に将棋界近況を書きましたが、秋からの竜王戦の気合を入れた観戦に向けて、観る将棋ファンとしては、調子を上げて将棋に取り組んでいきたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする