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即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

30代に負けるな!

2007年10月08日 01時34分18秒 | 将棋
以前、渡辺竜王を応援する意味で、20代の反乱20代の反乱・その2、書きました。

3強を中心として、激しくしのぎを削る層の厚い30代の戦いの中で、20代の渡辺竜王と40代の谷川九段が、それぞれその世代代表として、孤軍奮闘しているという構図だと思います。

渡辺竜王のことは、何度も書いてますが、最近の谷川九段、ちょっと心配です。

まず、A級順位戦。
本人も「心のとりで」、と言ってるようです。
おととしは、挑戦者、去年も挑戦にからんでいましたが、今年はまさかの3連敗。
2連敗のスタートも初めて、というのですから、ここは大変です。
さあ、どう巻き返していけるのか。

今期は、今まで11勝11敗。
達人戦での優勝はあるものの、各棋戦において、結構いいところで負けたりとか、谷川九段らしい将棋がどうも見られてないような気がします。
先週は王位戦予選で新鋭豊島四段にも負けましたよね。

もうこのままタイトル争いには顔を出せないまま終わっていくのか、という不安が少しだけよぎります。

もちろんそんなことはない、まだまだこれから、と気持ちの半分以上は思っているわけですが、深浦新王位誕生も含めて、羽生世代とそれに続く30代世代の充実振りを目の当たりにすると、もしかして、とも思ってしまいます。

いまのA級リーグのメンバー、そして、王将戦挑戦者決定リーグのメンバー、いつものこの顔ぶれ。
誰一人とっても、強敵、難敵です。
この先陣争いの中に飲み込まれて、ここで落ちこぼれてしまうのでしょうか。

まだまだ若いと思っていたら、谷川九段、45歳なんですね。

米長永世棋聖が、7度目の挑戦で、初の名人位を獲得して、世間のおじさんたちが勇気づけられた、というのが50歳。

谷川九段も、もうあと5年で、そんな年なんだなあ、って考えちゃいました。

やはり、戦国時代は、いろんな個性の兵が、活躍しないと面白くないです。

3強プラス、郷田、深浦、久保、という対決ばかりでは、つまらないです。

50歳に近づく谷川九段も、そして、渡辺竜王世代も、そして、最近泣かず飛ばずの糸谷四段のような超新星も、それらが皆群雄割拠になり、初めてわくわくするような本当の戦国時代と言えるのだと思います。

谷川九段、期待してますよ。

おじさん、って呼ぶには少し心苦しいけど、1300勝の人も、1000敗の人もまだまだがんばってます。

ますます充実した30代を、バッタバッタとなぎ倒し、旋風を巻き起こしてほしいと思っています。
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