即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

一番悪いのは

2007年10月27日 19時53分56秒 | メディア
亀田問題でテレ東社長「TBSは猛省を」(日刊スポーツ) - goo ニュース

テレ東島田社長は、TBSに対して「視聴率的には大成功かもしれないが、それでいいのか。我々はスポーツを育てるというか、フェアな戦いを視聴者に届ける使命がある」と言ってます。

一応ネクタイして、神妙にちゃんと謝りましたね。
言葉使いも一応はやればできるんですね。
(まあ、ほんとちゃんとやるのなら、オヤジじゃなく、父なんでしょうが。)

そして、ginzaさんが、長子の役割ということで、書いてます。

でも、ginzaさんの言うとおり、
誰に向かって謝ってるの?
世間に?
まあ、いいんだけど。
僕は別に、迷惑かけられてないよ。
試合中継見てないし。
あれだけ異様に持ち上げられ出してから、あんまり興味なくなった。
話題になればなるほど、なんだかなあ、と。

でも、一番悪いのは、何といっても、あれだけ持ち上げたTBSなんじゃないの?
亀田が謝るのなら、TBSとしては、謝らなくていいのかな?
試合の実況も、かなり亀田側に肩入れしていたと言うし、
持ち上げて持ち上げて、練習風景から何から特番にして、バラエティその他出演させまくって、ヒーロー扱いして・・・。
その結果、彼らも特別扱いに慣れちゃって、練習用のジムも自分で作って、協栄ジムなど全然通わず、我関せず、やりたい放題、強いんだから何してもOKって感じで、調子に乗っちゃった。
(調子に乗りすぎたので、長子が謝罪。(笑))
普通の人間があれだけ持ち上げられたら、亀田家でなくても、いい気になってしまうんじゃないの?(取材・出演などのお金のことも含めて)
ある意味被害者かも。
(記者会見でのインタビューする人たち、なんであんなに偉そうなの?検事でも裁判官でもないでしょ!)

(同じこと、朝青龍にも言えるよね。
同じように世間に向けて、サボってサッカーなんかやってて、申し訳ありませんでした、って謝ればよかったのに、って言われている。)

どちらにしても、視聴率のネタとして使われただけ。
視聴率取れなくなったら、ポイ。

諸悪の根源は何度も言ってますが、『視聴率至上主義』ですね。

また、ああやって謝ったから、いい奴かもしれない、がんばってほしい、って世間が多少思ったりしてるから、そのうち、
『心機一転、世界に向かって、再始動。』なんて番組ができる。

また懲りずに持ち上げて、亀田家で、儲けようとするのかな?

いや、一途にとことん追っかけるのであれば、それはそれでいい。

一番だめなのは、
できる限り持ち上げておいて、何かあったら、すぐに寝返るというか、反対にクソミソに言う奴。

主張がない、理念がない、信念がない。

視聴率でなく、なんかTBSとしての主張はないのかな?

視聴者が見たいと言っている、ということしかない。

視聴者ではなく、あなた(TBS)はどう思っているわけ?

ボクシングについて、スポーツについて、スポーツマンシップについて、影響力のあるメディアとして、どう思うのか。
ああやって取り上げる意味はなんなのか。
亀田のような生意気で、威嚇するような、ああ言う規格外の奴。
そんな奴が世界チャンプになったりすると、かっこいい。
そして、世界一と尊敬する父親との家族愛。

その辺が薄っぺらで、深い考えや信念が感じられないから、単に持ち上げてるとしか思えない。

その辺のこと、メディアとして、社会の公器(これももう前時代的かな?)として、責任ある立場としての発言、聞きたいです。

あんなにいろいろ取り上げたのは、こういう意味でした、とか。

反則やるなんて思わなかったので、もう持ち上げません。
今まで持ち上げたことを反省してます、とかね。
コメント (9)
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