NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

漢字検定のススメ

2009年07月09日 23時32分18秒 | 勉強方法
漢字検定の結果が返ってきました。
本日より順次お返ししていきます。
今回は、自分の学年をゆうに超えたかなりレベルの高い受験に
挑んだ生徒が何人もいました。


合格、不合格はともかく、よくがんばりました。
漢字検定をただの漢字だと誤解される方が多いのですが
実は非常に良い勉強になるのです。

高い級になるともう知識の広がり、みたいな要素が強いですが
まだ学習したての頃の子どもにはぜひ取り組んでいただきたい
学習だと思います。

国語力は何と言っても「読書」と言われますが
そのもう1つ前の段階の話です。
読書がつまらないのは、読んでもさっぱり
わからないからです。
おもしろいマンガが読めるのに、文庫が読めないのは
文章の読解力の前に語彙に問題があるからです。


読書をするために必要な1つ1つの
「ことばを知るおもしろさ」を感じながら
進められるのがまさに、この漢字検定の勉強だと思います。

特に小学校低学年は7級、高学年は5級辺りが関門になるのですが
弱い問題は、熟語や誤字訂正といった、まさに
ことばの意味に関する部分なのです。

ここを鍛えられるのです。
そうすれば嫌いだった読書にも気が行き始めます。
(本当は、嫌いなのではなくわからなかっただけなんですね。)
我々普通の大人が英字新聞を読まないのと同じです。