ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

十勝牛乳ラーメン@小麦の木(帯広・とかちむら)

2016年09月17日 23時35分04秒 | 北陸ラーメン大学
帯広競馬場にある「とかちむら」へ行ってきました.
この競馬場は世界で唯一の「ばんえい競馬場」らしいです.
サラ・ブレッドと違い,馬はたくましい足腰の道産子馬.



帯広競馬場のHPによると,

「ばんえい競馬」は鉄ソリを馬に曳かせ,全長200 M,途中に2カ所障害(坂)のある直線コースで競うレース.
スピードだけではなく,馬の重いものを引っぱる力と持久力そして騎手のテクニックの勝負.

このレースは北海道開拓に活躍した農耕馬で農民たちがお祭り競馬として楽しんでいたものがシステム化され現在の形に発展したもの.
すでに35年以上の歴史をもち,北海道が育てた世界でたったひとつの「ひき馬」競馬として内外の注目を集めています.


あの坂(↓)を馬が重たいソリを曳いていくのです.



ちなみに,競馬場のマスコットの「リッキー君」です.
カメラを向けると,必ず手を振ってくれることで有名な人気キャラクター.
ちょい不良ゴーシュにも,手をふってくれました.
ありがとう,リッキー!



さて,北陸ラーメン大学のラーメン食べ歩き隊としては,帯広競馬場ならではのラーメンに注目.
酪農王国の帯広らしく,牛乳ラーメンとか,豚丼味の汁無しラーメンとか,珍しいラーメンがあるようです.



15年ぶりの復活メニューの「牛乳ラーメン」に挑戦.



白い丼に入った白いスープのラーメン.
器と料理の色彩の統一感があって美しい.
白は雪国の象徴.
帯広らしい色です.



スープはあっさり系の塩味ベース.
本物の牛乳は高温でたんぱく質が変性して膜ができる.
このスープの白はタンパク質を取り除いた乳脂肪のエマルジョン?

ミルク独特の臭みやクセはない.
とろりとしたクリーミーな食感を予想していたが,とてもライトな感覚.
北欧の凛とした空気のように,透明で澄んだ味わい.



この不思議なスープつつまれた麺と具材.
神秘のベールに包まれた秘宝のようです.



ラーメンの秘宝のひとつであるチャーシュー.
十勝ポークのバラ肉です.
脂たっぷりで,甘くてプリップリの食感.



麺は中太の縮れ麺.
強い粘りを感じる歯ごたえ十分の麺.
麺の力強いねばりは,ばんえい競馬の馬の強さに匹敵する.



鶏と豚のスープに牛乳を合わせたあっさり系の不思議なラーメンでした.







にほんブログ村 グルメブログ ラーメンへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ