The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2011 ブーケ 赤 四恩醸造

2013-03-23 18:32:45 | ワイン
コレも代々木八幡のワイン・バーでいただきました。

ニッポン・ワインを愛する御仁が聞いたら、
まずは地団駄踏んで悔しがるほどのラインナップの中で、
ひときわ光彩を放っていたワイン・・・

アルプスも、タカヒコも、ヴォターノも、アズッカ・エ・アズッコも、素晴しかったけれど、
何と言ってもこの『ブーケ』にはビックリ!

どうすれば、こんなに心に染みてくるの?
どうすれば、こんなに不思議な香気を放ってくれるの?

改めて、感心しきり・・・



ブラックベリーだ、プラムのアロマだよ!そこに赤ではまずは無いオレンジのニュアンスがあって、
待てば漢方やら、焙煎やら、ピスタッチオのナッティーなアクセントも見え隠れする。

味わいは果実がナチュラルに染みて、噛めるほどの内実もあって、
注意しないと、一気呵成に飲み込んでしまう、喉越しのよさ・・・

これはカベルネとフランの混醸だべさ!とのたまわっても、
それはフツーのボルドー系の概念を超越して、
ニッポンのボルドー系の神がかり的な化身を見る思いがするのはワタクシだけだろうか?

『四恩醸造』さんには申し訳ないが、全てがそうではないけれど、
ワタクシはこの『ブーケ 赤』に一票を投じたい。

その日は、こんなお料理と合わせたけれど、



恐らくは肉料理がイイだろう!

当方宅のセラーの奥底に潜んでいる伝家の宝刀を抜く日には、肉を食むぜよ!
今ころになって、そう懐古するのであった!

2011 朝日町ワイン ソーヴィニヨン・ブラン 山形

2013-03-22 23:22:53 | ワイン
その代々木八幡のニッポン・ワインを楽しめる店での、白の2本目がこれ!
コレが実に美味しかった♪



ニッポン広しと言えども、これだけのソーヴィニヨン・ブランはソウ簡単にはお目にかかれません!
まあ『リュー・ド・ヴァン』さんのソーヴィニヨンは別格として・・・

草原の輝き、パッションフルーツ、ふんだんなミネラル、白い花などなど、
綺麗な酸味はキライですか?と問いかけたくなるよな、壮麗なアシッド♪

これがまた、そのお店の『自家製オイル・サーディン』との見事なマリアージュ!



シアワセな時間でした。

代々木八幡のあのお店・・・

2013-03-21 23:41:55 | ワイン
第4子の大学卒業式で東京へ二泊、
今回は2夜に渡ってニッポン・ワイン・バーにお邪魔!
特にも昨晩は凄かった♪

中々手に入らないニッポン・ワインを、惜しげもなくグラスで出してくれるあのお店♪

飲みに飲みましたは8銘柄、個別のコメントは後ほどにして、
まずは写真のみで、失礼致します↓







凄いでしょ♪

それと、スッカリ出来上がったところで、何と『マルサン葡萄酒』の若尾様と遭遇!
楽しい時間を過させていただきました。

ということで、また明日・・・

2010 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ロベール・シュヴィヨン

2013-03-18 19:51:22 | ワイン
ニュイ・サン・ジョルジュの生産者で、クラシックな造り手は?と聞かれれば、
まず最初にこの『ロベール・シュヴィヨン』を挙げるでしょう。

快晴の暖かな彼岸の入りの日曜日、朝から市場へ行って花を買い、
2箇所の菩提を回っておつとめをして参りました。



午後からは部屋変えをして、軽くお昼ね。



午後4時半過ぎに目が覚めて、相撲を見て、夜食とともに表題のワインを飲みました。

さて予想では、もっとガッチリ系の骨太ブルゴーニュと思っていたのですが、
飲んでみて、驚きましたのは、意外にミディアムなお味♪

始めから香りも楽しめて、実に飲み口も良いと来た!
もしコレが村名だったら、こうは行かないはず!

その日は『若鶏のグリル、人参のラペ』などとも見事なマリアージュを見せ、
実に美味しく飲めたんですね・・・



香り、果実味、バランスと、ほぼ文句はないけれど、
何か一つ注文をつけるとすれば、わたしゃも少し色気が欲しい・・・
と考えるのは、ワタクシだけか?


2011 シキシマ ソーヴィニヨン・ブラン

2013-03-17 16:51:02 | ワイン
フランス産の正統なる、この品種の香りや味わいを考えますと、
この『シキシマ・・・』は何とも別なるワインと言うべきでしょう・・・



まして『リュー・ド・ヴァン』を飲んだ後では、なおさらのこと。

あまりにも『リュー・ド・ヴァン』のソーヴィニオンが見事だったゆえ、
日本でもあの草原の香気や、パッション・フルーツを感じることも出来、
凝縮感も造りえるわけでして、はじめてコレを飲んだ瞬間はオヨヨ!

しかしながら、少しの時間を待って、トップの生々しい香りが失せて、
果実の香りが立ち上がったところで、次のような和食にあわせましたら↓





それはもう、絶妙なマリアージュを楽しめたんですね♪

ですから、ソーヴィニヨンだと思わなければ良いんです。
良いワインではある、シカもソコソコの果実の集中性もみせてくれる。
それだけは確かです!

で、もう一ついえることは、ここの造り手の『プレミアム・ルージュ』が見事だった!
と言うことを付け加えておきましょう。(笑)