The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2010 モンテリー ピエール・モレイ

2013-03-12 23:29:05 | ワイン
『ピエール・モレイ』懐かしい名前です。
ここのムルソーを何ヴィンテージ、何本飲んだのか?



でも最近は、飲む機会が少なくなりました。

で、『モンテリー』と言えば、ムルソーの近隣アペラシオン!
漏れ聞く話では、西側丘の上部斜面とのことで、
赤中心で、僅かに白も造られているとのこと。

赤はヴォルネイに似ていると言うけれど、最初の印象はむしろシャロネーズ的!
華やかな香りと、女性的な果実味まではイイけれど、なにしろ余韻が乏しい。

何か物足りないんですね・・・

でも、食中酒としては、存分に力を発揮しまして、
その日の『ベーコンとジャガイモと玉葱の塩系パスタ』との相性抜群で、
美味しくいただきもした・・・



でも、ワインだけでは寂しすぎる、という状況だったんですね。

そして今夜、半分残しておいたその『モンテリー』を飲みましたら、
これが見事にメタモルフォーゼ、凄いことになっておりました!

実にバランス良く、ビューティフル!
底アジに甘みも備わって、何と何とそれだけでも、お前とはオーケー、てな調子♪
『恋人も濡れる街角』と、来たもんだ!

それにしても、昔からそうなのですが、
寂しいワインが、一夜にして豹変するのを、目の当たりにするって、
随分得した気持ちになります。

だから、ワインって、棄てたもんじゃない、つうことですかね?