The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2002 ジュブレイ・シャンベルタン プルミエ・クリュ クリストフ・ペロ・ミノ

2012-06-20 05:45:42 | ワイン
このワインはもう随分前のことになりますが、
第70回目の『ワインとキュイジーヌの夕べ』のメインを張ったワインでした。

コレまで、中々話題も尽きずにココまで来ましたので、
コメントを載せることが出来ませんでしたが、
やっとそれが叶う機会が出来たようです。

実はこのワイン、ヒジョーに美味しく飲めたんですね・・・



ドウ美味しかったと言いますと、一言で言えば『フィネス』!

『ペロ・ミノ』ファンには申し訳ないのですが、
どちらかと言えば『ペロ・ミノ』は力技傾向のワインが多く、
見れば色濃く、味わいには酸度低めでタンニンバランス傾向、
しかも熟成の『じゅ』の字も無い・・・

それに対して、このワインはモヤモヤとした妖しの香気とアマヤカナ香りに包まれて、
熟しきったプラムとドライ・プルーンのアロマを感じます。

そこには微かなフェロモン様の妖しげな微香と、
中近東のモスクの雑踏を思わすような香りのアクセントがあって、
これらが発露しては消え、消えてはまた湧き出てくるわけなんですね・・・

味わいは、寸分の狂いも無い、正統派のジュブレイの果実を持ち、
酸度は適切で、柔らかな、それでいて内実を確保する堂々としたタンニンが備わっている。

それらが、甘くシナヤカな果実に溶け込んで、
それはもう至福を呼ぶ魔性の液体と化していたわけですわ・・・

この造り手、実はこの辺が狙いどころ?
と思わずにはいられない、一杯ではありました!

2010 ヴィニフェラ・ルージュ ヒトミ・ワイナリー 滋賀

2012-06-19 05:51:05 | ワイン
また新しい週が始まって、テンション上がらない月曜日を乗り切りました。

昨晩はいつも以上にワインを奮発して『ドニ・モルテ』などを登場させたり、
本当はそれで終わりにして、眠りに就くところなのですが、
寝際にビールを2本開けて、往生際の悪さを露呈してしまって、
今朝はこんな感じになったんですね・・・

まあそれもこれも、『父の日』だから・・
と言う、イヤラッシー気持ちがどこかに担保されているからで、
そんなの気にも留めていないぞ!と強がりを言ってみたりもするわけですが、
その行動を見れば、一目瞭然!

自分でお祭り騒ぎをしてしまう、このテイタラク!
やっぱり、いつまでたっても、ダメなワタシね~♪ということでしょうか?

さて、そして昨晩なのですが、軽めの飲酒行動で終始・・・
のパターンで行くはずでしたのですが、先日到着していたあるワイン!
その中味がドウシテモ気になりまして、とうとう叩き込みを食らった『取的』のように、
そのワインを開けてしまいました。

それが表題の『2010 ヴィニフェラ・ルージュ ヒトミワイナリー』であります。



グラスに注がれたその色合いをまずは見てください↓



ミディアムなクリムゾンにガーネットの縁取りを見せ、
いかにも美味しそうな色合いをしております。

メルロ(山形県産)+カベルネ(滋賀県産)に、
山ソーヴィニヨン(滋賀県産)をセパージュさせたこのワイン!

優しさと切なさと・・・とくれば、どこかで聞いたような文句になりますが、
優しいと言っても、軽いのではなく、内実があって、なおかつ果実が瑞々しいんですね・・・

切ないと言っても、アヴァンギャルドではなくて、正統さの中にも心引かれる何かがある!

そんなワインです!
『ヒトミワイナリー』またしても、納得の味わいを見せてくれました。

実はこのワイン、連夜に渡って飲んだのですが、
1日目は飲むつもりの無いところ、『酒場放浪記』に触発されて、ワインのみで頂きまして、
2日目は『トマトと豚肉のラグースパゲッティ』などと合わせて飲みました。


ココで思ったのはこのワイン、ワインのみでも寂しさを感じない、
食中酒として、それなりの料理があればなお楽しめる・・・

優れものであります!
『ヒトミワイナリー』追い求めるべき造り手でしょう!

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ココからどうぞ↓

『父の日』です・・・

2012-06-18 00:00:21 | ライフ
『父の日』ですが、朝から業界の会館へ行きまして、
一応勉強会・・・ノルマを果たして、夕方15時まで家を留守にしていたんですね・・・



家に着くなり、我が家のバラが陽を浴びてこんな感じで映えておりました!



K子さんは、亭主元気で留守がイイではないのでしょうが、
鬼の居ぬ間に、自分の仕事をこなし、夜は夜とてこんな料理でゴチソウさん!

『焼きキャベツ、ラグーソース』も引き続き、『クァルテッロにブラックオリーブを添えて』
そして『イタリアン・サラダ』などなど・・・



それに合わせたワインがコレ↓

『2008 ジュブレイ・シャンベルタン ラヴォー・サン・ジャック ドニ・モルテ』



2005年の正月に、不慮の事故でドニが亡くなり、
アルノーが継承したわけですが、2008年物は凄いことになっておりました。

何といったらイイのでしょうか、この香り・・・
モヤモヤとしたエキゾティックでエロスを感じる香気!
この香りは唯一あのドメーヌだけのもの!なのでしょう・・・

100%除梗で化学肥料は一切使わず、テロワの重視!
しかもフリーランのみの使用、ブドウは早めの収穫を行うとのこと・・・

出来たワインが、こうなたんですね!
果実味シッカリ系にして、味わいには丸みがあって、シルキーな舌触り!
その香りはアロマティックで官能的・・・



そうこうしている内に、4人から『父の日』メールが入って、アリガトさん!

また今夜も、イイ『父の日』でありました!
サンキュー!

そんな、小雨の土曜日・・・ライヴを見に行きました!

2012-06-17 07:04:01 | ミュージック
朝は徒歩にて通勤し、中津川遊歩道へ降りて、
上の橋⇒よのじ橋⇒中の橋とひたすら河川敷を歩きます。



バスセンターから猫バスに乗りましたが、土曜日だけに乗車はこの通り、
ワタクシ一人だけ・・・



津志田の大国神社前でおりて、路地を歩きますと野良猫がお出迎え↓



で、仕事場に到着いたしました。
6月はバラの季節、花巻温泉のバラ園から購入した白いバラもこの通り、
美しい花を咲かせております。



午後の4時半には仕事を終え、小雨交じりの天候ゆえ、
帰りはK子さんにむかえに来てもらい、5時には家到着!

夕刻6時の『S』オープンとのことで、仮眠をとって夜に備えます!
遊びに行くのに仮眠で準備万端つうのも変な話なのですが、
てゆーか、このごろ朝目が覚めると二度寝できない性分になりまして、
基本寝不足なんすよ・・・

などと、詰まらんことを書くんじゃなくて、
大事なのはその日のライヴ!

『Ken Ota Quartet Feat. Hakuei Kim』

まずは、この話を聞いたとき、
日本と韓国のクォーター・ピアニストがフューチャリングされているけれども、
今のこの時流に乗った、ジャズも韓流ブームか?などと不謹慎な考えが、
ワタクシの脳裏をよぎったわけなんです・・・

しかしながら、このカルテットは本物!
素晴しいライヴが展開されました。





細かいことは割愛させて頂きますが、一見の価値があります。
もしもう一度盛岡でのライヴがあれば、見ていただきたいものです!

さて、7時に始まったライヴは10時半に終了し、
カルテットのメンバーとも挨拶を交わし、恒例のCDを何枚か購入して、
小雨降る大通りへと出ました。

小腹が減って、このままでは帰れない・・・
かといって、この小雨では遠くはイヤじゃ!

で、まだ明りをともしていた『O店』にお邪魔。
いきおいビール⇒鷲の尾冷酒⇒ハイボールを一気に飲んで、
次の肴をぺロリ↓



そんな小雨の土曜日、娘からはカラダのサイズを確認するメールが届き、
はじめ何の事やら分からなかったわけですが、ナルホド明日は・・・

本当かどうかは分かりませんが、そんな事でジャスト日付変更時間となりまして、
家路につきました!

2009 くずまきワイン リースリング・リオン 

2012-06-16 13:35:57 | ワイン
岩手のワインを久しぶりに開けました!

『くずまきワイン』と言えば『ヤマブドウ』なわけですが、
今回は『リースリング・リオン』がありましたので、
『焼きキャベツ、ラグーソース』『若竹とカリフラワーとインゲンの味噌マヨ』などと、
合わせて飲んでみました。



『くずまきワイン』の『リースリング・リオン』は淡いイエローの色合いで、
注がれて直ぐに柑橘とレモンの香りを発します。



ミネラルのニュアンスがあって、生々しい生ブドウを感じ、
飲んでみますとキレのある強い酸味がお出迎え・・・

そこへ『ラグーソースを絡めた焼きキャベツ』を食してみますと、
その甘みが増して、ヒジョーに美味しく感じました。



確かに最初の一舐めの酸味は強烈ですが、むしろ日和って甘さに逃げるのではなく、
例えばこの岩手でどんな料理と供するのがいいのか?

このブドウの酸味の強さを逆手にとって、食中酒としての優位性を伝える!
大事だと思います・・・

その日はそのワインを軽く一本開けてしまいました!