The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1990 シャサーニュ・モンラッシェ ルージュ 1er Cru  ガニャール・ドラグランジェ

2013-09-22 11:10:33 | ワイン
昨晩は『中締めの会』の無事終了の御礼に、
オーナー・シェフ鹿Z君が腕を振るう『アル・Fルノ』さんにお邪魔。



まずはシチリアの『インソリア&シャルドネ』を飲みながら、
『大槌産シュウリ貝ブロードとジャガイモの冷製スープ』
『宮古産秋刀魚のカルパッチョ、青柚子とケーパーのアクセント』を食します。



そして、一息ついたところで、表題のワインを出したわけ。



『ガニャール・ドラグランジェ』はガニャール一族の本家本元とのことですが、
当主が亡くなって以来、今は他の一族に分割譲渡をし始めているとのこと。

実はこのドメーヌは赤ワインにもその実力を発揮し、
見事なヴォルネイやシャサーニュを生産して、
他のガニャール一族と一線を画しているんですね・・・

ですから今回、清水の舞台から飛び降りるつもりで、
この造り手の先代当主の見事な赤ワインの仕込を思い出しながら、
御世話になったオーナー氏と一献を傾けたんですね。

実に見事なシャサーニュ、この世の物とは思えない妖しの熟成香でありました。

スー・ボワに始まって、トリュフ、オレンジのピール、
そしてセミドライなプラムの香気です。

フルーツはネットリと正しく角が取れ、絡まるエキスがたっぷりと口腔を満たし、
見事な余韻がダイナミズムとデカダンスを具現する。

今でしょ、飲むのは・・・
ガニャール氏の叫び声が耳元で聞こえます!

今より前でも、後でもだめ!
絶妙なタイミングでの、超絶感オープン!

ジブンを褒めた夜でもありました(笑)