The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

18世紀までロマネ・サン・ヴィヴァンであったプルミエとは?

2010-02-07 22:35:38 | ワイン
それはヴォーヌ・ロマネ・ラ・クロワ・ラモーの事です!



前々回、すなわち第50回の記念プティ・モンドではニコラ・ポテルの



ラ・クロワ・ラモーをご相伴に預かりました。



その時に触れましたが、このプルミエの畑は0.4ヘクタールの小区画にして



わずかに三つの造り手のみが生産しているとのこと・・・



その造り手はジャック・カシュー、クレディ・ヴィゾーそして



今回のメインを張りましたフランソワ・ラマルシュなんですね・・・



(ニコラ・ポテルはどの造り手の物でしょうか?)



その昔1982年物のここのフラッグ・シップ『ラ・グラン・リュ』などを飲みました時は



ナンともに内実の欠ける、熟成を過ぎた、軽いワインだと思いましたが



ココ最近のラマルシュは一味違いが見えてきたようです!



それは造り手が進歩したのか?はたまた我がテイストがブレてきたのか?



わかりませんが、いずれ肌に合ってきた事だけは確かなんですね・・・



繊細で軽やかですが確かな味わいを持ち、



ブル・ピノにはゼヒあって欲しい滋養タップリの安らぎのアロマを持ち合わせています!



そしてソコの地所を意識できる忠実なテロワの投影も見事と言えるでしょう。



心配されたルジェの後を飾るラマルシュは



その役割を見事に果たしてくれたと言えるでしょう!



美味しくいただきました!



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01’ラ・クロワ・ラモーの最安値はココでしょうか?



2.6 プティ モンドのキュイジーヌの流れ

2010-02-07 14:14:11 | キュイジーヌ
一年で一番寒い季節に本当の寒波がやって来まして



オテル・ドゥ・ヤマダのペーブメント?の石畳も融雪材無しではヤバイわけです。



モシこけたら?・・・まあそんなことは考えたくもないわけですが・・・



さてそんな季節であっても昨晩は10名のワインヒートが参加してくれました。



ありがたいことです!先ずは皆さんにサンキュー!



さてワインの流れは前の書き込みの通りですが



そのワインと絶妙のマリアージュを見せてくれたメニュは次の流れでした↓



『春野菜と帆立と鶏のツミレのスープ』



『五穀米のピラフ、魚介のマリネ、蒸しキャベツにアンチョビソース』-アミューズ



『彩り野菜のボレロ風』



『スパイシービーフのパイ包み』



『イチゴ、クリームババロワにマロンソースを添えて』



で、チョウ手前味噌で甚だ申し訳ないのですが



皆さんの好評を得た料理は『スパイシービーフのパイ包み』でしょうか・・・



紫波牛をサイコロに刻んで季節の野菜やケイパーなどとしっかりグリルしまして



グランマサラ、オールスパイス、クミンなどで風味をつけます!



そしてモチロン香ばしくパイで包むのですが



その周りにも味わいのスパイシーソースを添えるというわけです!



これが濃密でふくよかなシャトー・ミル・ローズとの相性がバッチシ!



美味しくいただきました。

ヴォーヌ・ロマネの甘く危険なかほり♪

2010-02-07 11:17:09 | ワイン
第52回目のプティ・モンドが終了いたしました。



会の最後にご参加いただいた皆さんに『美味しかったワイン、気になるワインは?』



と聞いてみるわけですが、その答えは皆さんソレゾレなんですね・・・



今回は中盤にヴォーヌ・ロマネの大御所を据えまして、



最後に11年目を迎えるトスカーナの雄『リヴェルナーノ』で〆る



って流れでしたが、皆さん注目のワインはちょっと違った所にもあったようです!



ではまずラインナップをご紹介しますと



1.NV Champagne Brut Carte D'Or Moutardier

2.2007 Gruner Veltliner Nikolaihof -Blind-

3.2007 Chateau des Eyssards Cuvee Prestage Bergerac Sec

4.2000 Bourgoge Passtougrain Emanuel Rouget-Blind-

5.1998 Vosne Romanee Emanuel Rouget

6.2001 Vosne Romanee La Croix Rameau Francois Lamarche

7.2005 Chateau Mille Roses Haut Medoc-Blind-

8.2002 Chateau Ferriere Margaux

9.1999 Livernano Toscana IGT -Blind-

番外編 2006 Chianti Classico Querciabella


という流れだったんですね・・・



で、意外と言ったらワインに失礼なんですが前半の白2本にも注目が集まりました。



特にもニコライホフのグリュアー・フェルトリナーは大人気!



心を静めるといいますか、草原に寝っころがって瑞々しい果実を頬張ったかのような



安らぎの浮遊感をもたらしてくれる・・・ココまで言ったら言い過ぎでしょうか?



でもそんな感じがウケタのでしょう!



ワタクシそう思います!



それからモチロン外せないのはヴォーヌ・ロマネの2本!



98’ルジェの『甘く危険なかほり』は10年以上の熟成を経て



尚且つ選ばれたテロワと造り手にのみ与えられる至福のご褒美のようなものでして、



こんなワインを飲む機会に巡り合ったことを感謝せずにはいられないでしょう!



(ちょっと手前味噌でクドイ言い回しですが・・・)



さてさてそんなこんなで終了したプティ・モンド!



実は料理の方もいつも以上に好評でしてまずは写真集アップの節はご覧下さい!



個別のコメントは追々と触れたいと思いますのでその時にまた・・・