The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1983 シャトー・ラスコンブ

2010-02-12 22:44:43 | ワイン
かの著名なワイン評論家アレクシス・リシーヌが所有していた60年代はともかく、



2001年以降にアラン・レイノーやミッシェル・ロランが醸造に携わるまで、



マルゴーのグラン・クリュ・クラッセ2級のラスコンブは



不調な時代を繰り返していたようです。



その中でも1983年物は驚くべき出来映え!



ひょっとしたら数年前にご相伴に預かった1982年物の上を行くかもしれません!



スパイシーなトップで濃密なベリーやカラントのアロマを漂わせ



思いの他凝縮したメルロ・バランスの果実味を持ち合わせていました。



味わいに感じるオレンジのニュアンスと深みのアル滋養のアフターは



27年の熟成期間で得られた賜物みたいなもの・・・



このバランスを経験すれば2001年以降のヴァン・ド・ガルドのスタイルが



はたして本当に良いものか?と思うのはワタクシだけでしょうか?



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2006年物のラスコンブ!PP93点のヴァン・ド・ガルド
ココが最安値↓




シルクタッチ!マルゴーの流れ!!

2010-02-12 18:41:11 | ワイン
スタートのシャブリの様な硬質で旨みの詰まったシャサーニュ・モルジョ



にも驚かされたのですが(これにつきましては後ほど・・・)



序盤の熟成マルゴー三連荘は圧巻でした!



モチロン2月期のマコとTの会での出来事です。



1982 シャトー・ローザン・ガシー



1983 シャトー・ラスコンブ



1991 シャトー・パルメ



と来たわけなのですが、いずれ劣らぬ熟成感!



甘くトップリと解けて舌触りは極上のシルクタッチ!だったんですね・・・



良くぞまあこんな順番で並べた物だ!と感心させられたのですが、



その理由は「香りはボルドー果実はブルゴーニュ」然としたパルメを3番目に据え


 
ビッグヴィンテージ82’83’のメルロ・バランスの二つのシャトー



ガシーとラスコンブを前座に据えた妙味なんですね・・・



ガシーとラスコンブは既に熟成の高原部を超えたところ!



パルメはいまだ余力を残し、これからどの方向へ向かってゆくのか?



というトコロでしょうか?