The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

サンタ・バーバラのTen !

2010-02-04 15:24:49 | ワイン
『Ten』 とは果たしてパーフェクトと言うことなのでしょうか?



サンタ・バーバラはサンタ・リタ・ヒルズに彗星のごとく現れた



『シースモーク ワイナリー』ですが、1999年にボブ・デイビッズが設立し、



クリス・カーラン女史が醸造責任者として着任との事・・・



どうやらピノ・ノワールに特化したワイナリーのようですが



『ボッテーラ』『サウシング』ときてフラッグシップが今回登場した『テン』であります。



2003年物の『Ten』はワイン・スペクテイターが93点、



ロバート・パーカーのアドヴォケイトにいたっては96点を獲得しております。



ワインヒートとしての正しい点数評価の利用法は、前からお話している通り、



まずはこの手のワインに限っては将来性も見越しての喰い付きが大事なわけですが、



『Ten』につきましては、見事にヨーロッパに負けないフィネスを有しておりました。



すなわち7年目にして既に飲めるバランスなんですね・・・



濃密なルビーからヴァイオレットの色合いで



タップリのミネラルとヴィオレットの花の香気が満載で



コレは正しく『パープル・ヘイズ』!



クレーム・ド・カシスとチェリーの果実香は濃密極まりなく



黒湖沼やジュヌパベリーのアクセントと共にアロマの妖気のラヴィリンスへと誘います!



噛めるようなコンクなフルーツはリッチでフルでゴージャスな味わいです!



で、ココが凄いのですが、コレだけ盛りだくさんでもクドサが無いんですね・・・



すなわちコレがフィネス!



恐らく将来はサンタバーバラをショッテ立つピノになるのでしょう!