The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

17年の熟成でジャン・マリー・ラヴノーはどうなの?

2010-02-02 20:42:03 | ワイン
『闇なべ』を『闇なべ』として捉え、ココロして登場すれば良いのですが




いつものように無防備でイラッシャッタ御仁にして見れば




驚くばかりのオテルでしたでしょう・・・




まあその中でも1993年物のジャン・マリー・ラヴノーは前半の華となりました。




それも今回はグラン・クリュのヴァルミュール!




黄色い蝋キャップをホジリながらも期待は高まるわけです!




ラヴノーと言えばワタクシが良く引き合いに出しますのは




1983年物のヴュトーのこと・・・




ワイン駆け出しの頃に修善寺のワイン屋さんで購入した物でしたが




まずはイワユル『プリチュール・ノーヴル(貴腐)』の香気に圧倒され、




鉱物質の風味に緊張し、そして厳しく凝縮した味わいにビックリだったんですね!




それからというもの熟成したラヴノーはないかと追い求め




10数年前に個人並行輸入で購入した物が今回のワインなんですね!




で、今回皆さんに配った後にフリートーキングで類推してもらったわけですが、




その時のある人の第一印象の言葉が全てを言い表しているようでした。




『この香り、熟成したソーテルヌの様だけど・・・味わいは別物だよね!』




そうです、そうなんです!




この貴腐化したかのような香り、そしてそれと相反する鉱物的な凝縮した味わい・・・




ずっと追い求めていたラヴノーでした。




煌びやかな正装を身にまとった哲学者のようなシャブリ・・・




おそらくこの造り手だけの物でしょう!




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06’ヴァルミュールですがこの値段↓