The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

クエルチャベッラはアトランティック通勤の賜物?

2010-02-22 20:45:29 | ワイン
今や押しも押されぬグレヴェ・イン・キャンティの洗練されたアジェンダの一つで、



特徴的なエティケットが印象的なキャンティ・クラシコを造る



クエルチャベッラにワタクシは興味深々!



先日のキュイジーヌの会のタクシー待ちの時間に



2006年物のキャンティ・クラシコを開けました!



てゆーか、開いた物をお裾分けって感じでしたでしょうか。



このアジェンダの看板ワインは



シャルドネとソーヴィニオンを半々に混ぜた濃厚で充実の白ワイン『バタール』と



サンジョベーゼ系を8割とカベルネ系を2割混ぜたトスカーナIGTの『カマルティーナ』



なわけですが、ここのキャンティは中々の優れもの・・・



そのキャンティの素晴らしさは濃厚さの中にも申し分のないバランス感が存在します!



ですから、バリックの風味やら色合いの硬さ加減やらでこれは閉じてるな!



と第一印象で身構えはするのですが、実は若くして飲めるコナレがあるわけです!



そうそうソウ言えば、モノの本で仕入れた情報ですが



ココの当主は元々イタリア系のアメリカ人のジュゼッペ・カスティリオーニという方



(マフィアか?)



この方の夢がイタリアに戻ってワイン造りをする事だったらしく



何とこの方、始めのうちはワインのために大西洋を渡って通勤していたらしい!



(スケールが違います!)



その後80年代後半からは名手グイド・デ・サンティが専門エノロゴになるわけですが



いずれ現在のクエルチャベッラの隆盛も当主のこの力の入れようが



大きな原動力になっている事は間違いないでしょう。



イタリア的なクラシックさとアメリカ的なコナレが絶妙なバランスで



クエルチャベッラの不思議な魅力となっているのでしょうか?



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