The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

6年かかって陽の目を見るバローロ

2007-06-08 06:15:28 | ワイン
樽での36ヶ月、ステンレスで24ヶ月、そして瓶熟で12ヶ月、
気の遠くなるようなカンティーナでの熟成期間を経て、
この世に出てくるバローロがあります!

それは、かつてはイタリアワインのファンであれば、
一度は御相伴に預かりたいと思うであろうバローロ!
保守本流、伝統と、新興の流儀を兼ね備えた・・・・・
限られた年にのみ生産されるバローロ!

それは Barolo Reserva Gran Bussia 
                   Ardo Conterno

であります。
先日のMT会で2000年のグラン・ブッシアを飲む事が出来ました。
これは1997年産以来でしょうか?

ミネラル感とスパイシーさがトップ・ノーズを支配し、
あまやかな果実のアロマや老酒系の特徴的な風味はまだ見えません!
適切なタンニンとブルピノを彷彿とさせるしっかり裏打された酸味のバランスは、
良質なネッビオーロの証明です。
鋭敏でグリップの強い、目の醒めるような、今時の新興バローロとは一線を画します!
確かに、エポックメイキングな代物ではない事だけは言えるでしょう・・・

でもこのバローロ・・・
目指すところが、もっと先の姿なのでしょう!

いずれ紹介の月光仮面T氏には大感謝であります。

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こんな値段ですよ↓



遂に真打ちの登場です!
○T商店の価格設定はこれ↓