The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

グロフィエ04’ボンヌ・マールは厚化粧?

2007-06-01 23:18:10 | ワイン
一昨日は昼過ぎに夕立に会いましたが、これは車にとって好都合!
先週来の黄砂をきれいに洗い流してくれました。
正面が見えないぐらいの雨脚でしたが、それでも気分爽快です!

久しぶりにジム・ホールのアランフェス協奏曲を引っ張り出して流してみた所、
これまた、バックグラウンドとしては最高でした。

ただでさえ雨降りのアンニュイな気分に、
チェット・ベーカーのトランペットが拍車をかけ始めます。
そしてジム・ホールの説得力のあるギターの調べは涙物・・・

ちょっと軽めのホーンセクションと強めのリズムセクションが、
心地よいコラボを展開してくれます。
一方ではハードブローのジャッキー・マクリーンを聞きながら、
このてのジャズも聞けるわたくし・・・

TPOですよね!
ワインもジャズも同じ・・・
こうじゃなきゃ飲めないってのもあるけれど、
お濃茶好きのワイン飲みでも、軽めでささっと料理と合わせる!
これって、日よっているのでも、なんでもなくて、
ワインというアルコール飲料の性質(たち)が根っから好きなだけ・・・

さて昨晩も04’グロフィエのボンヌ・マールを御相伴に預かりました。

かつては、果実味の無差別絨毯爆撃の感すらあったのですが、
今回のB.Mは全く印象が違います!
トップの焦げたニュアンスとビオ風のブレタノ系の微妙な風味が混和され、
ヨーロッパは外さないにせよ、フレンチ以外もあるか知らん?
と危うく大恥をかくところでありました。
リボのエルミタージュを疑いつつ、やはり少ないにせよブルピノの酸味を発見し、
一見落着!

しかしですよ、04’やはり難しいヴィンテージなのでしょうか?
樽のカケスギで厚化粧・・・
でも、いくら隠してもフルーツの痩せた味わいは隠せようもありません!

一度上がった値段は下がりません!
このボンヌ・マールはいくらで出るのでしょう?
頼みは○竹氏の値段設定のみですか・・・

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