31日に麻生さんは首相官邸でプロンプターを使って記者会見に対する各新聞社の報道の様子をネット上で調べて見ました。
読売新聞は「09年度補正予算案、今国会に提出…首相会見で表明」の記事の他に解散、補正予算反対なら…その時判断 のタイトルで、朝日新聞は 「09年度補正予算案、今国会に提出…首相会見で表明」、「麻生首相、補正成立を優先 解散当面先送りの意向」の二つ記事とは別に、「麻生首相の記者会見全文」として、産経新聞は「麻生首相、21年度補正成立へ衆院解散も辞さず」の記事とは別に「麻生首相会見詳報」として各社とも会見の全文を報道していました。
一方、毎日新聞のサイトでは幾ら探して見ても何故かと言うか、毎日らしいと言うか、「麻生首相:「09年度補正、今国会で」 解散「状況次第」」で麻生首相会見要旨を書いたものしか見つけられませんでした。
それでも今回の麻生さんの記者会見とその報道は大変良かったと思います。
[自民党と国民のメリット]
・麻生さんがプロンプターを使ったと言うことは、失言を避ける意味もあったでしょうが、麻生さんが自分の意見を国民に知って貰うために充分に原稿を練り上げていたのでしょう。
昨日のブログでも触れましたが、今のような金融・経済危機に一国を率いる首相がどんな考え方を持っているかを国民が知ることは、麻生さんにとっても国民にとっても非常に良いことです。
然し、問題は各社の報道した全文を国民が細部に亙って読む可能性は余り高くないことです。
それで麻生さんは同じやり方で、是非テレビに出演して国民に直接語りかけて貰いたいものです。
それも昨日も書いたように、放送局主導でなくて、少なくとも麻生さんの考えが充分に伝わるように、例えば麻生さんが冒頭に15分話して、後は質問に答えるやり方を取るべきだと思います。
この申し出に乗ってくる放送局はいくらでもあると思います。
それで民主党から取り扱いが不公平だと小沢さんの出演の要求があればなお良い事だと思います。
何故なら麻生さんと小沢さんのテレビの出演は、次期衆院選で政権選択の良い資料となるからです。
[新聞社側と国民のメリツト]
時々伝わって来るように、政治家の不満として、マスコミは自分の発言の真意を報道してくれないとの批判があります。
特にテレビでは時間の制約もあり政治家の発言の全部を伝えるのは不可能です。
それに加えてマスコミ、特にテレビは(恐らく意識的に)麻生さんの失言や漢字の読み間違えを失言、中川さんの酔態ばかり切り取って何度も何度も繰り返し放送し、すっかりマスコミ不信を招いて来ました。
それに対して新聞は今回の麻生さんの発言やや米国のオバマさんの就任演説の全部を伝えることが出来ます。 (今回の読売の場合は「09年度補正予算案、今国会に提出…首相会見で表明」の記事の中で全文はヨミウリオンラインに記載との注記(朝日、産経も同じ?))
これは時間で切り売りしている民放は真似したくても真似できないことです。
新聞社が生き残るにはテレビに出来ない詳細な報道やその解説しかないと思います。
勿論、新聞社もそれぞれの主張があるでしょうから、今回の麻生さんの発言の詳細を報道した上で、その発言の問題点をコテンパンに批判できますし、それが国民のためにもなると思います。
何故なら今までのように、マスコミ特にテレビのように発言の一部を切り取った報道をされ、それに基づいて批判を聞かされるのと違って、読者は新聞社やテレビの批評とは別に自分なりの判断が出来るからです。
テレビ側も新聞の政治家の発言の詳細な報道に対抗するためには、政治家をもっとテレビに登場して貰いその発言を編集せずに放送するか、読売の様にそのホームページにその発言の全文を記載するしかありません。
然し私の考え方は私の希望的観測に基づいているので、そう言う方向になるかどうか判らないと言うより、今までと変わらないやり方で進む可能性の方が多いと思いますが、新聞もテレビももう少し公平、正確な報道をして貰うよう祈るばかりです。
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