普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

日本が果たしてきた世界に対する貢献と今後の役割

2006-09-26 22:15:39 | 国際社会

今日安倍首相が誕生しました。

この機会に日本がいかに世界に貢献して来たのか、またいかに今後貢献するべきなのか考えて見ました。

過去に日本が果たしてきた世界に対する役割については、日本の侵略の歴史とそれに対する外国の反応もあるので、如何にしてそれを次世代の人達にその事実を教え、世界に発信するかは大きな問題です。

然し、日本国民として事実は事実として皆認識して置くべきであると思います。そこにインターネットやブログの役割があると思います。

<<植民地支配の終焉の引きがねを引いた>>

日本が限度のない侵略により、第2次世界大戦を引き起こしたのは明らかに日本がドイツとともに責めを負うべきは言うまでもありません。

然し、その結果として意外にも世界の植民地支配を終わらせる大激変が生まれました。

アフリカがその象徴ですが、アジア地域で言えば、下の表のように、大戦前の純粋な独立国が11か国から25か国に増えたのは、私が海外で一般の人達(白人種以外の)からよく聞かされたように、有色人種である日本人が白人に伍して戦ったのが、白人以外の人たちの民族意識を高めさせることになったのでしょう

<第二次大戦の以前のアジア地域における植民支配を受けた国と地域>

植民支配を受けた国または地域25カ国、5地域にのぼります。
つまりこれだけの国か植民地支配から解放されたのです。

日本:韓国、北朝鮮、(台湾)、(満州)、(樺太)
英国:(香港)、マレーシア、シンガポール、スリランカ、アラブ首長国連邦、インド、オマーン、パキスタン、バングラテシ、カタール、キプロス、クエート、ブルネイ、ミャンマー、モルデプ、ヨルダン
フランス:シリア、カンボジア、ベトナム、ラオス、レバノン
ポルトガル:(マカオ)(現在まで) 、  
オランダ:インドネシア
中国:モンゴル
米国:フィリピン

(第二次大戦後領地を拡大した国と地域)

ロシヤ:択捉、国後島等の千島列島

その世界的な変化が戦後僅か10年足らずの間に起こったことは、明からに侵略と言う道義的にも戦略的にも拙いことをした国、
また世界的に植民地支配の終わりに近づいていた歴史の変化にも気がつかなかったと言う、歴史観からも大変愚かなことを仕出かした国、
その日本がその激変の引きがねを引いたのは、海外の一般人の指摘を待つまでも明らかだと思わないわけにはいけません。

つまり、日本は侵略国とい恥ずかしいレッテルを貼られながら世界に思わぬ貢献をしたことになるのでしょう。

勿論、その貢献を日本が自慢出来ないのはを当然のことですが、植民地をそれまで抱えていた戦勝国も日本をやっつけたことをあまりたことを自慢出来る立場にないのも当然です。

それより日本を含む先進国が世界中で植民地支配をしていた歴史的な事実とその意味を正しく見つめる習慣を育てるためにも、次世代の日本人にしっかり教えておく必要があると思います。

<<戦後の経済活動で東、東南アジアの発展の基礎を築いた>>

戦後の日本の急速の経済発展の際、世界からエコノミック・アニマルと批判され、経済侵略とまで酷評されました。

その原因は他国のやっかみかも、その国の経済の防衛の一手段だったかもしれません。

またはアジア地域の一部の人達の反日運動に利用されていたのかも知れません。

(ただ一つ不思議だったのは、何故日本のマスコミの一部の人達までそう言って批判したのでしょうか。)

しかし、今日、日本人がエコノミック・アニマルだったとか、日本が軍事力の代わりに経済力で侵略したとか言う人は殆どいません。

そして所謂 Nies と言うシンガポール、マレーシャ、韓国と先進国となり、タイなどがそれに続いていると言う事実は明らかに残っています。

そしてそのような後発国が何故東、東南アジア地域に限って出てきたのかは、勿論その国の政治や人の問題も大きいな理由には間違いありませんが、地理的に見ても日本の経済進出の過程をみても明らかに先進国の日本の影響であることは間違いないよう気がします。

私がシンガポールにいた時、新聞で見て感じたように「日本に追いつけ追い越せ」と上記の国の指導者達が日本を目標にしていたのは間違いないと思います。

マレーシャのマハティール首相以外はどの国の指導者も自国発展は日本のお陰だと誰も言わないし、また日本がそれを外国人に自慢する必要ありませんが、この事実は明らかに間違いないことを、次世代の人達に知っていて欲しいと思います。

<<戦後の経済活動による日本の発展が冷戦終結の遠因となった>>

ソビエト連邦の崩壊による長い間続いた冷戦も遂に終わりました。

その一番の原因は共産主義国と民主主義国の経済力の格差拡大にあったのは、ほぼ間違いのないとこでしょう。

然し、ソ連の首脳が共産主義体制を放棄を決心させた理由の一つに、敗戦国であり、資源が殆どない、日本とドイツの経済発展と、それに伴う世界への発言力の増大、それと日本に続くアジア諸国の経済力の増大にあったと思います。

<<今後日本が世界に貢献出来ること>>

現在の日本の立場は、日本の一部マスコミの自虐的な報道や、中国、韓国の反日キャンペーンにも関わらず、米国の大学と英国のBBCで行われた、世界中の世論調査で、日本が一番世界に好影響を与えている国のトップに立っていることが、判っています。
 http://toron.pepper.jp/jp/syndrome/yoron/jpnanbbc.html

その理由として考えられるのは、皮肉なことに下手な日本の外交政策にあると思っています。
つまり唯一のスーパーパワーである米国のあからさまな自国の利益中心の外交政策、軍事政策ほどはないとしても、西欧諸国の自国の利益中心主義がかいま見える外交政策に比べて、日本は外交が下手で、日本の利益になることを余り主張していないと、諸外国の人が見ているからだと思います。

日本はそれに加えて戦争放棄を宣言した国と言う外交上の大きな武器を持っています。

日本、そして安倍さん、麻生さんはもう少し自信をもって、世界の人達の期待に応えるよう、過去の大きな判断ミスを教訓にして世界に貢献し、世界における日本の立場を向上させるよう祈っています。

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