普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

このままでは民主党は来年の参議院選で負けるかも

2006-09-28 15:46:55 | 民主党

<<民主党の若手議員の方へ>>

 最初に前原さんが代表になられた直後に差し上げた私の手紙の概略を見て下さい。

<前原さんへの投書>

前回の衆議院選の時に、地もとに民主党の議員に手紙を出しました。

民主党の選挙の戦い方が余りにも拙い。
小泉さんは民主党を改革の抵抗勢力に仕立てて、喧嘩をしかけているのに、岡田さんを明後日の方を向いているように国民に向けて政策を並べ立てている。
勿論党の代表として、相手の喧嘩の相手をしないのは、考えられないこともないが、それ以外の党の人が何故売られた喧嘩を買わないのか。
小泉さんは、大きなミスを冒した。
郵政改革の人達を追い出して、然も刺客まで送り込んだのだ。
これはまさに独裁政権のやることではないか。
共産党ならともかく、政権与党がこのようなことをするのは昔の大政翼賛会を思い出させる。
民主党がこのことを捕まえて、小泉さんを独裁者の復活とキャンペーンを張っていたら。
彼の雄弁がそのままヒットラーと重なり、雄弁なほどマイナス・イメージを与えたと思う。]

勿論地方の議員にこの手紙を出しても、それ程気が回らなかったのもしかたがな買ったのでしょう。

然し、結果は私の心配した通り自民党の大勝に終わりました。

一方では、私の心配を別の方面から裏付けるように、追い出された5~6人の綿貫さん達やグループの人からも見捨てられた亀井さんさえ、小泉反対一本槍の選挙戦術で当選したのです

私の予測がたまたま当たりましたが、これは多くの一般国民も予測していたと思います。

もう一つの例を聞いて下さい。

<<学歴詐称問題>>

2003年かの福岡2区の選挙で大物の山崎拓さんを破って、民主の古賀さんが当選した後、学歴詐称問題で、問題になりました。

あの時、私たちの周辺では、民主党は何故彼を説得して、早く辞めさせないのか、そうすれば、皆、特に九州の人達は彼の潔さに感動して次の選挙では勝てるのに、このまま頑張っていても、次は山崎さんが捲土重来を期してくるので絶対に勝てる訳はないのにと皆で話し合っていました。

(その後のインターネットの意見を見ましたが、彼の学歴詐称は大した問題でないとか、経緯が理解できるとか同情的な意見が多かったことが判り、私たちの上のような見方も案外間違っていないことが判りました。)

そして結果は、四方八方から散々叩かれた挙げ句、彼の除名、辞職と言う民主としても有望な人材の政治生命を断つと言う最悪の形で終わりました。

ここでも、一般国民と政治家の見方の違いがはっきりしていることが判ります

その他にも自党の主張を通す為に一昔前の審議拒否戦術を取ってマスコミから叩かれ、支持を減らすなど世論との遊離が目立っているような気がします。

このような場合は、政権与党の横暴をインターネットやあらゆるプログ使って一大キャンペーンをしたら良いと思います。

それと管さんが年金問題の失言で代表を辞める嵌めになりましたが、あのような時は、千軍万馬の自民党に対しては、先代の楢崎さんのように喧嘩の上手い人を立て、決して揚げ足を取られないような、準備をするべきでしょう

そしてこの様な些細な問題には何が起こるか判らないので、下の人に任せて代表が出ないようにした方が良いと思います

党には色々の考えの人がいるようなので、また一般国民の常識と遊離をしないように、インターネットで心ある人達の意見を吸い上げて、それを解析し統計を取って、それを党内に流して意見の統一を取っては如何でしょうか。

民主党の基盤は前々回の選挙の勝利で判るように、無党派層の人達と思います。

今回の選挙では小泉さんに大切な無党派層の人達を奪われたようです。

無党派層対策をしっかり立てて行かれてはどうでしょうか。

<<ガセネタ問題>>

そして、ガセネタ問題でまた私の心配が当たり、喧嘩慣れしていないが人がガセネタに引っ掛かり、それに代表までが巻き込まれて大騒動になってしまいました

そして、4つの自民党への攻撃材料もミスミスふいにしてしまいました。

一体どうしたんですかね。
私の投書などいきなり紙屑籠に直行したのでしょうね。

<<教育改革の問題>>

安倍内閣が誕生しました。

その施政方針の第一に上げているのは教育改革であり、具体的には教育基本法の改正だそうです。

今の様な少年犯罪や家庭内の凶悪事件の増加は戦争後しばらくまで殆どありませんでした。

その原因として、教育環境の劣化にあることは誰にも異存はないと思います。

然し、朝日新聞を初めとする教育基本法反対のマスコミの一部の反対運動がまた再燃するのは間違いないでしょう。
彼らの反対の理由はもっともらしいのですが、教育環境劣化に対する対案はないようです。
まさか今の状況が良いと思っているのでしょうか。
それとも環境が劣化はすべて政治の責任だと思っているのでしょうか。

教育基本法の改正ついては民主党のごく一部の人を除いては、対案を出した位だからに賛成だと思います。

ただ困るのは、この法案に対して民主党が対決姿勢をはっきり打ち出していることです。

この問題でまた例の審議拒否などして折角盛り返しかかった人気を落とさないでしょうね。

次期参院選で今のところ優勢を伝えられているようです。

もし民主党の反対で、法案の審議が遅れたり、通らなかったら、、選挙が上手な自民党から、教育改革に反対する抵抗勢力のレッテルを貼られでしょう。

そして民主党が郵政改革の抵抗勢力だとののキャンペーンで、大敗を喫した前回の衆議院選の二の舞になるかも知れません。

今の民主党の眼は自民党だけに向けられているようです。

政党としては、自民党案の反対は結構ですが、その一方で、一番大切なお客さんである国民にもっと眼を向けておくべきだと思います。

世論調査の結果や、インターネットなどで多く語られているように、前に書いたような戦後始めての異常な少年や家庭内の事件の続発や、学級崩壊などの根底には、家庭の崩壊にあり、その家庭の親たちを育ててきたのは、今までの教育制度に問題があったことは、国民の大多数は知っているのですから。

民主党さん国の為にも、自党の為にも今度こそうまくやって下さい。

今度失敗したら立ち直るにはもっともっと長い期間がいるでしょうから。

インターネットでも判るように、小泉さんを支持した[ヨン様に振った手を純ちゃんに振る]ような軽薄でない無党派の人達は良く見ていると思います。

民主党は最大の支持者であり、対応によっては、自民党に回る可能性を持つ無党派にいつも眼を向けているべきだと思います。

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