読売新聞社が10日から11日にかけて、総裁選に関する世論調査を発表した。
・麻生さん小沢さんのどちらが首相に相応しいかの質問に麻生さんを選んだ人が59%、小沢さん28%となった。
・自民党の支持率は43・4%で、8月1~2日の福田内閣改造時の緊急世論調査の35・1%から8・3ポイント増え、民主党は26・3%で1・7ポイント増えた。
・次期衆院選の比例選で投票しようと思う政党は自民39%、民主33%ととなっており、総裁選効果がそのまま有権者の投票行動に結びつくわけではなさそうだと解説している。
その少し前行ったNHKの世論調査では
・国会議員のなかから次期首相として支持する人は麻生さん29.2%、小沢さん7.8%
・政党の支持率は自民党33.8%、民主党18.4%
・望ましい政権のあり方は自民党単独または中心の政権32%(6月28%)、民主党単独または中心の政権29%(6月33%)と数字は違っているが傾向はほぼ同じだ。
[国民は民主党の実態を良く見ている]
国民は自民党と民主党のことを良く見ていると思う。
この二つの世論調査から国民は、
・民主党は自民党より頼り無い(自民支持43.4%、民主支持26.3%)けど、今まで長く続いた自民党政治のぼろが出てきているので、一度政権交代をさせて見たらどうだろうか。(比例選で投票しようと思う政党は僅差の自民39%、民主33%)
・それにしては小沢さんが総理になって大丈夫だろうか。(麻生さん選んだ人59%、小沢さん28%と大差、NHKも麻生さん29.2%、小沢さん7.8%と大差)と考えているとしか読めないが、民主党の人達はこの数字をどのように解釈しているのだろうか。
[民主党は小沢さんで本当に良いのか]
国民は人気の悪い小沢さんの国会運営や、また「対案を出すのなら与党が受け入れられないような対案を出せ」と指示したと言う報道などから、彼に対する信頼感を無くしているのだ。
NHKの解説者も「小沢さんについては厳密に「次の次の総理にふさわしいか」を聞いてみたいですね。それがどういう数字になるのか、興味深いところです。」と言ってる。
つまり麻生さん、小沢さんのどちらの方を選ぶかでなくて、総裁選後の自民党から出る(次の)総理、選挙で民主党が勝ったときの(またその次の)総理として小沢さんが本当にふさわしいか厳密に訊いたらまた違った数字になるかも知れないと言っているのだ。
私は小沢さんの資質は優れていると思うが、一番問題なのは過去の経歴や記者会見などの対応から見て、攻撃には強いが、防御に廻ると極端に弱いと言うか直ぐに切れる様な気がして、そこを野党やマスコミにつけ込まれる可能性が多いような気がする。
[政権奪回実現したあとの野党の攻撃に耐える政策を]
不人気な参議院の運営と人気取りの政策
また政党支持率で言えば、今のような自民党政治がぼろが次々出てきても、民主党の支持が自民党より少ないのは、政府、与党を困らせて解散に追い込もうとする、小沢さんに引きずられた、多数をたのんでの民主党の参議院運営と、小沢さん主導の政策、海上給油問題で言えば対案を出せと言えば、反対が対案だと言ったり、渋々出した対案が全く実行不能なものであったりなど国民の信用を落とすような事ばかりしてきた結果だと思う。
政権奪回のチャンスは党勢衰退のピンチ
今は千載一遇の政権奪回のチャンスだ。
然し、その機会がきたのは理由は、前述のように「相手の自民党政治の失点」で得たもので、民主党自体の評価が上がったものではないことを謙虚に受け止めて、真に国民の付託に耐える政党になり、政策を見直し、そして政権奪回の後真に相応しい総理を誰が良いか検討すべきだと思う。
私が何時も言う事だが、政権奪回のチャンスは、以後の衰退のリスクと隣り合わせだと言う危機感を持つ必要があると思う。
何故なら戦後半世紀の政治の歴史を見ても、一時的に政権を奪回したり、連立で首相の座を射止めた政党は、いずれも衰退したり消えているからだ。
その好例が村山首相を出した社会党/社民党がいま絶滅危惧種状態になりかけていること、一方の自民党がしぶとく政権の座についているのを見ればよく分かることだ。
政権政党としての公約の見直し
民主党の今までのマニフェストは万年野党の時代そのままの予算の裏付けのない「ばら蒔き」としか思えないような政策が並んでいる。
小沢さんが代表に決定した以上、なんと言っても仕方がないことだ。
然し民主党としては、小沢さんの政局一点張りの意向を無視してでも、政権与党になるのを前提とし、ベテラン揃いの野党となった自民党からの攻撃に耐え得るような政策を作り、与党やマスコミから批判の多い財源問題を明らかにし、政策実行とそのための財源確保のずれの問題を明らかにし、次の衆院戦に臨むべきだ。
少なくともばら「蒔き政策」で政権を取った後、慌て廻って政策を変更したり、それが実行出来ないのは今までの自民党政権が悪いのだ、言い訳をしないで済むような政策を期待したいものだ。
民主党員の多くが判っている党の問題点
私は色々と判ったようなことを書いてきたが、素人の私から言われずとも、鳩山さん始め民主党の多くの人達はこんなこと百も承知で、今まで不人気なやり方を続けてきたのだ。
然し、万一政権を取ったらこんな事では済まなくなることも良く承知の筈だ。
永続的な政権交代を願う私は、民主党の心ある人達の奮起を願うのみだ。
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一部を除いてなぜマスコミはこれを報道しないのでしょうか。
その一例として、エリート官僚の天下り問題があります。そのさまざまな弊害が指摘されて久しいが、一向に改善の兆しが見えません。渡辺行革担当大臣は、天下りの規制をしようとしたものの自民党内の多数派により、結局本人の思うところとはまったく別物の【天下り規正法】を通すことになってしまいました。やはり自民党政権では天下り問題の真の解決は無理なのではないか、と実感しました。
一方、小沢氏は「官僚の天下りの問題に切り込む事が出来るのは民主党だけだ」と大見得を切りました。しかし、官僚の天下り問題は根が深い。天下りの問題は、人事をはじめ行政システム全体の問題であるからです。「官」は必死になって抵抗してくる事は目に見えています。相当の覚悟が必要であろうと思います。もし、天下り問題に一定の解決をみるのであれば、民主党に政権をとらせてもいいのではないかと思います。それくらい天下り問題は、日本のかかえる重大問題だと思います。
民主党はこの件をキチンとマニフェストに書き込むべきだと思います。
けれど、代表、小沢氏。ちょっと待てよ、麻生首相か。麻生さん、好きなんだよな、どうしようかな。
正直、どっちも期待していないけど、麻生さんは、好き。けど、自民党嫌い。小沢さんもどうかなあ。
消去法で選挙に行くのも悲しいねえ。
無党派層の6割、こんな感じでしょうか。
管理人様
宜しくお願いします。
さて、
民主党のマニユフェストなる党公約を
全部読んでいる国民はどのくらいいるのだろうか。
私が指摘したい一番の問題点は
民主党安保政策であり、
恐らく世界の他国に有り得ないような文言がある。
民主党内左派に配慮しているのかもしれないが
売国ともとれる内容もあるのに気が付く。
自民党が完璧に良いという訳ではないが
日本が飯を食える状態(現状維持)は
残念ながら唯一自民党しかないと思う。
<労組>をバックにする民主党が出来る事など
期待するのもおかしな話。
日本を社会主義にすれば
国民は幸せになるのだろうか、
国際競争力が無くなった日本を想像するなら
今の温室は穴だらけになり
冷たい風が、吹き抜けて、国民には耐え難い苦痛が
待っているかもしれない。
国民はそれでも良いと思っているのだろうか。
はらはらしているこの頃です。
党員はもちろんサポでさえも2000円で「党代表選挙で投票できる」
→自民党は年間4000円、総裁選挙前の2年連続党費納付で選挙権が得られる。
結党からの時間の長さを考えるとかかる費用、条件に殆んど差はない。
特別党員は20000円以上で自由選択制。
http://www.jimin.jp/jimin/jimin/campaign/index.html
→社民党は年齢によって1000円~2000円。協力党員は年額4000円。
http://www5.sdp.or.jp/central/entry/entry.htm
*コミンテルン日本支部たる「日本(笑)共産党」でさえも、「党員の資格」を
「十八歳以上の日本国民」
としている。
「他の政党の党員は、同時に日本共産党員であることができない。」
ともしている。
→共産党も自民党と同じく属性による差別がある政党だと言うこと。
だから時に自民党と協力することがある。
国家主権の防衛の観点からは、公明党=創価が退いた後の連立政党として
相応しいのではないか?
おっしゃるようにひょっとしたら小沢さんもそう考えているような気もしますが、いざその場になったらどうするでしょうね。
私もそう思っているのですが、肝心の民主党がもっと頑張って貰えれば良いのですが。
天下り問題解決にはまず真面目な職員にたいする、定年までの地位の保全のための公務員制度改革が先のようなきがします。
今後ともご助言とサポートをお願い致します。