普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「吟社くろがね」紹介「嘘ひとつまぜて空気を丸くする」

2019-04-14 15:45:33 | 川柳
川柳くろがね」4月号より
前月号鑑賞 小川清隆 選評
「無駄な物まだ棄て切れぬ昭和人」    岩崎 裏風
「無用なものばかりで捨てるものがない」ゴミ屋敷の住人は、この中には無用なものは何もない、と宣う。余人にはゴミに見えても本人には宝、ゴミの中でこそ安住をおぼえる。戦前に生を受けた者には断捨離はむづかしい。

「嘘ひとつまぜて空気を丸くする」    中村トシ子
 張りつめた空気の中で駄じゃれ、ユーモアをまぜると空気が和んでくる。一服の清涼剤、まわりの空気を読んで小さな嘘を発する人はやさしい人だろう。

「割り勘もいいねさっさと角曲がる」   的場しずえ
 過日、クラス会の幹事をした折、会費は割り振りにしますと案内したことがある。呑み仲間では誘ったものが払う、年長者が払うという習慣があったが、現今では若い人はほとんど割り勘らしい。それもさっばりして良い。

「燃えつきた男の貌に悔いはない」    坂本 喜文
 「燃えつさた顔で眠っている柩」そこには片鱗の悔いも感じない。一片の悔いはない、と土俵を去った男、本当に悔いはないだろうか疑問だ、悔いを残している筈、悔いはないと自分自身に言い聞かせて自分を肯定している。土俵を去った後の別人のような優しい顔に救われる。

音叉 前月号より
 推薦者・吉富 廣、水谷 そう美、安川 聖、松井 昌子
「しっけ糸抜いて本音で意見言う」 陣内 いっこう
「嘘ひとつまぜて空気を丸くする」 中村 トシ子
「立ち止まる事をおしえている病魔」松井 昌子
「ゴムひもが伸びて惰性を笑われる」坂本 重文
「励ましの今日の伊呂波は上を向く」水谷 そう美
「ひとつだけ合うもの太くして夫婦」吉富 廣 (二人推薦)
「来てほしい人の手紙に地図を添え」黒川 孤遊
「葉牡丹の色それなりに映えて逝く」独活乃枯朴
「背中の子降ろす小春の芝の上」  吉富 安子
「ロボットの肩を借りたい老いの坂」中山 和
「どこにどう落したのだろ夢の数」 神谷 幸恵 (二人推薦)
「割り勘もいいねさっさと角曲がる」的場 しずえ
「名利からぽろぽろ落ちる飾り物」 黒川 孤満
「5秒前答え見つけて生き残る」  樫根 わ子
「まだ死ねぬ死ぬほど笑っていないから」 土肥 あづま
「仕方なく夫婦でいるという安堵」 慶永 雅彦
「三度目のピピピれんじの顔たてる」的場 しずえ
「いろいろとあって子に春親に春」 坂梨 和江


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上野十七八・石橋睦朗
第47回句碑まつり川柳大会のご案内

日 時 2019年5月19(日)9時30分開場
   出句締切11時30分 開会13時
会場 八幡西生涯学習センタ-折尾分館
   北九州市八挿西区北鷹見町13-10
   JR折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
 「ときめき」太宰府  小池 一恵  選
 「節目」  北九州  安川 聖  選
 「スリル」 糟屋   河野 成子  選
「重ねる」 福岡   小川 清隆  選
 「限界」  吉野ケ里 真島 久美子 選
 「越える」 福岡   石田 酎  選
 「ぶらり」 中間   古谷 龍太郎 選
会費    2000円(弁当および発表誌呈)
賞    順位賞・各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 4cm×21cmの句箋に各-句・計14句(無記名)
     封筒に住所・氏名(ふりなが)を明紀下さい
投句料  1000円、5月10日(金)消印有効
投句先  〒806-0051 北九州市八幡西区東鳴水2-13-20 大塚郁子宛
     Tel&Fax 093-645-2898
主催   川柳くろがね吟社
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