普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

所謂愛国心教育について

2006-11-19 10:26:52 | 政策、社会情勢

<<所謂愛国心教育について>>
11月14日のNHKのクローズアップ現代で「愛国心って何ですか」で所謂愛国心教育の実態が報告されていました。
その一つは生徒に富士山の写真を見せていかに日本は美しい国かと言う事から国を愛する心を養わせる試みをしていましたた。(と言う様に私と感じました。)
これは多分最初の試みとは言え、いかにも幼稚で押しつけがましい教育のように思えました。
これで生徒たちが素直に国を愛する気持ちになるとは思えません。
悪く勘繰れば、NHKがこれを通じていかに愛国心教育が問題があるか、浮き彫りにするため、そのその学校を取り上げたのかも知れません。

<<国を愛する前に日本と言う国を知って貰うこと>>
私は、NHKの取り上げた極端な例でなくて、もっと公平にまた広範囲にわたったテーマで、日本と外国の比較をしながら日本の良い所、悪い所、外国の優れているところを生徒に説明し彼らに考えさせるだけで良いと思います。
私どもの英字新聞輪読会の資料の Situdent Times で、Mr. Scott Hardsが日本の居を構えた理由の一部として、低犯罪率、長寿国、優れたインフラストラクチャー、100%の識字率、優れた技術力、世界をリードする医療システムであり、そしてそれは日本人の誇るべきものに足る物だと書いて居ました。
http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/articles/ey20061013/ey20061013main.htm

私がシンガポールにいた時、いかに日本人が正直で親切かという日本に旅行した同国人の新聞への投書を何度も見ました。
また新聞に報道された世論調査で米国の大学とBBCの協力で世界的に行った、「世界に最も良い影響を与えている国」のアンケートで、韓国と中国を除く全ての国から日本がトップの55%の人たちの支持を集めたそうです
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/c/bed49a6f545c37b6580b413c0272d0f2
これらのように、日本にとっての都合の良いデータや、都合の悪いデータを提供して生徒たちに考えさせて行けば、日本がどの点で誇れるのか、どの点を直さねばならぬか、その為には国民がどうすれば良いか生徒たちも考えさせれば良いと思います。

<<国の意味、日本の国の立場を教える>>
それと、世界における日本を含めた国がどのように世界と共存して行かねばならないか。
その一方で狭くて、資源の殆どない国日本は市場経済主義の世界でいかに外国と、競争していかねば、他の先進諸国のような生活水準を維持できないかを説明して、国と言う我々のグループに対して、生徒に考えさせることも必要でしょう。
私は、日本が良くては困る教師が余程日本の悪い所を並べたてない限り、上記のような色々な事実を生徒に説明し、公平に外国と比較し考えさせるだけで、生徒は自然と国とな何かを考え、日本のことを愛するようになると思います。
またこのような指導要領なら共産党、社民党でもも反対出来ないと思います。

<<外国を含む国のの国旗掲揚、国歌斉唱への態度を教える>>
国旗掲揚や国歌斉唱についても、一部の教師から反発がでて時々問題になるようですが、次のようにしたらどうでしょうか。
学校以外のどの会社や公共機関でもでも既にやっていることですが、式の参列者の中に外国籍の教師や生徒やその他の公式の参列者がいたら、同国の国旗掲揚、国歌斉唱、次に日本のそれを行い、それに対して生徒が敬意を払わせる教育をする。
つまり教師に、国際化にに向けた生徒教育の一環としてどの国であれ、国の国旗や国歌に対するあり方について教えることを指導するようにすれば良いと思います。
これに対してまた屁理屈をつけてくる教師も出るかも知れませんが、やっている事は良い事ですから、表立って反対出来ないと思います。
二次的な効果として、式に列席する外国籍の人も好感を与え、国際親善にも役立つことになるでしょう。


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