普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

全日本柔道連盟への提案・組み手争い対策

2012-09-01 18:43:09 | スポーツ
・試合時間の総てを組み手争いに終始する柔道からの脱出のために
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 私はオリンピックの柔道を見ていて、試合時間の総てをを組み手争いに終始、双方が袖口を握って互いに何も出来ない試合、かからぬと判っている技を出して相手に指導を取らせようとする選手、直ぐ脱げる柔道着、魔法のようにほどける帯などを見て、これでは見る人達は白けるばかり、今後の柔道を目指す人は減るばかりだと何回かに亙ってブログに書きました。
 そして「落日の柔道日本」でマスコミの批判に加えて概要次のようなことを書き提案しました。
 私が旧制工業学校時は柔道部に入ってころは、練習、試合を問わず互いに自分の得意の組み手で自然体での柔道が普通だった。
 そのお蔭で弱くて臆病な私でも、まぐれで上級生を地味な「体落し」で宙に浮かせて投げたし、白帯の私が黒帯の下級生をそれこそ絵に書いたような背負い投げで投げた。
 それと言うのも充分な組み手をさせて貰って居たからで、下手をすれば弱い人でも大技が決まるスリル満点のスポーツそれが、柔道だ。。
 強い人の例では平成の姿三四郎と呼ばれた古賀稔彦さんが、75kg前後という軽量にもかかわらず体重無差別の全日本柔道選手権大会で重量級の選手を次々と撃破し、決勝進出。決勝で当時最重量級の世界チャンピオンだった小川直也と対戦し、足車にしとめられたこと。
 柔良く剛を制す、正に柔道の目指す所だ。
 然しいかに技が切れるとは言え、体力に勝る重量級の選手が今のオリンビックで見るように腕力で強引に古賀さんの両手を決めていてはいかに古賀さんでも手がでる訳には行かない。
 私のように弱くても古賀さんのように強い人は尚更楽しめる柔道。見ていて楽しい柔道。その様な柔道を見ていて自分もやって見ようかと思う子どもたちや若い人達。
 然し小川さんだけは他の重量級の選手と違っていた。
 彼は組み手で古賀さんを押さえつけその体力が消耗したところで仕留めたのだ。
 外野から見ていると古賀ー小川の試合以後、海外勢の台頭もあり日本の柔道界は色々試行錯誤して来たようだ。
 そして今回のオリンピック。
 5分間の試合時間のほとんど総てをを組み手争いに終始する試合。双方が袖口を握って互いに何も出来ない試合。その形のままで(掛け逃げと取られない範囲で)かからぬと判っている技を出して相手に指導を取らせようとする選手。柔道着が直ぐに脱げ、魔法のように直ぐにほどける帯をつけた韓国選手。
 会場の人達もテレビの視聴者もうんざり。
 このような柔道をみて自分でも始めたいと思う人が何人出てくるだろうか。
私の提案
・相手の両袖口を一定時間以上持つことは反則とする。
・一定時間組み手争いが続けば、試合を停止し自然体で互いの好きな組み手を取らせた上で(相撲のように両方に手で合図して)試合を再開する。再開後組み手を変えるのは自由とする。 
「柔道」が柔道から腕力重視の「剛道」に大きく転換するのなら別だが、柔道着が対戦者の実力発揮に使われても、相手の実力発揮阻止に使われることのないように、柔道着そのものの見直しとともに、組み手争いの問題の究明も世界の柔道界のためにも欠かせない。
 実は私の提案はには一つの大きな問題がありました。
 一定時間組み手争いが続けば、試合を停止し自然体で互いの好きな組み手を取らせた上で両方に手で合図して試合を再開と言うのが、少し奇抜過ぎて受け入れられないのではないかと思ったのです。
 しかし先日のパラリンピックで目の不自由な人の柔道で(多分相手の目を突くなどの事故のないように)正に私の提案通りのやり方で試合を開始し、一旦停止した後もまた同じやり方で再開していたのです。
 今のやり方では柔道は衰退の道を辿るだけです。
 NHKによるとでヨーロッパでは相撲が次第に盛んになって来ているようです。
 理由はレスリングより多彩な技やスピーディーな試合が見られることだそうです。
 試合では日本流の寄り切りなどもありましたが、肩車のような大技で相手をぶん投げている人もいました。
 柔道と比べれば柔道着のように防御にも使えるものはない裸で、攻撃に使える「まわし」をつけているのですから。 
 私のような柔道のほんの入り口で辞めた人の意見など問題だらけと思いますし、また日本が有利になる提案など他の国が受け入れてくれるかどうか判りませんが、一考の価値はあると思うのですが。
 何しろ、試合時間の殆ど総てを組み手争いを見せられるより、試合時間短縮、観衆やテレビの視聴者はスリルある豪快な投げ技を体験できるのですから。
 勿論選手もやる気が出てくるし、柔道を始めたいと思う人達が増えてくるのですから。

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