普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

自民党の低支持率の理由は政権陥落をしても変わらないその体質

2012-09-16 16:53:13 | 自民党
・不断は黙っていて何かことがあると動き出す派閥の領袖と長老の気味悪さ・自民党政権末期に彼らはどう動いたか・自民党の大物も国民への発信を
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・自民党の低支持率の理由は政権陥落をしても変わらないその体質 
先日のテレ朝の報道ステーション」り自民党総裁候補者の討論会で女性アナウンサーの、今の時代で何故自民党の支持率が少ないかと言う質問に
・石原幹事長:自民党は政権陥落後党の綱領を見直した
・他の人たち:自民党は昔のようにな派閥意向で自民党の方向が決まるほど強くない、どちらかと言えば勉強会は若い人の教育機関になっている
・何人かの人:そのような動きが国民に伝わっていない、発信力が弱かった
と言う発言で終わりました。
 女性アナウンサーも古館さんも自民党の体質について、もっと突っ込めばよかったのに。
 私は石原さんの意見に触発されて自民党の党の綱領の最新版を見てみました。
 内容は党の政治理念とそれに基づく政策の羅列だけ。
 私は某テレビで見た評論家と山本一太さん?ネットで見た伊藤惇夫さんが申し合わせたように、総裁選での石原さんの強みと弱みはどちらも「派閥の領袖や長老の支持」を得ていることと書いて居ました。
 石原さんはそのような批判が判っていて、自民党の綱領を見ろと言ったのかも判りません。
 何故ならこれを本気で言ったのなら彼がいかに世の中の意見からかけ離れていると思うからです。
 子どもの車で山口県をのドライブして気付くのは、車が殆どいないのに田舎の道路がいかに広々して整備が行き届いているかです。
 私の生れ育った北九州市の周辺の通行量の多い田舎の道路の片道一車線の道路とはケタ違いです。
 福岡県でも前回の衆院選の前、自民党の古賀誠さんの「誠橋」を取り上げてマスコミが批判して居ましたが、北九州市周辺に比して山口県は有力政治家が多いのも山口県の田舎の道路の整備の行き届いている理由の一つかも知れません。
 自民党は永い政権党の間に地もとや農協などの一部の団体の利益を代表する族議員、政治力+集金力で派閥の領袖となり長老となって、自分および自派閥の利益になるように、勢力を拡大し、時には傀儡代わりの首相を作り、そうでなくてもその政治力でリモートコントロールしていた体質を問われての低支持率であることを知るべきです。
・自民党政権末期に派閥の領袖、族議員はどう動いたか
  自民党政権の時も、麻生さん主導で、公務員制度改革、出先機関の統合など進めかけましたが、前者は人事院総裁の反対、後者では官庁からのゼロ回答で頓挫しました。
 この時党内の族議員や麻生さんをリモートコントロールしようとした黒幕の人達はどうしようとしたのでしょうか。
 麻生さんはどれだけの党内の協力を得られたのでしょう。
 私は当時傍目八目で、もし自民党が衆院選で負けるとしたら、その敗因は公務員制度の改革への消極姿勢にあることを気付くだろうと書きました。
 事実は民主党政権初期のマニフェストのボロ続出にも、世論調査で見るように他の政策はともかく、行政改革は進めろという優しい意見が占めていました。
 詰まり自民党は大敗の一因として、麻生さんの行政改革の失敗の理由の追求をし、世の中で言われている派閥の領袖や長老や族議員がそれにどれたけ関わったか、国民の行政改革に対する強い希望を何故汲み上げ損なったかを調べるべきでした。
 詰まり綱領で政治理念・政策を見直すと同時に自民党の体質を見直すべきだったのを、事実上は派閥などの解体などを成り行き任せにしたのです。
 私の何時も書く国民の自民党アレルギーに対して綱領の改正、新人の登用はしましたが、その根本の改善を放棄していたのが、今の自民党の低支持率に繋がっているのです。
 今回の総裁選で自民党は新人の発掘養成をしていることを上げていましたが、これからは地域や一部の団体の利益を代弁する人よりも(集票のこともあるでしょうから)少なくも7~80%は国全体のことを考える人を養成すべきだし、その趣旨も綱領に盛り込むべきだと思うのですが。
・自民党の大物も国民への発信を
 一部の人達が嘆いていた、野党になった自民党の発信力不足の問題ですが、私は何度も書いて来ましたが、党も党員もインターネットの有効活用をすべきです。
 その好例は現在約83万を越えるフォウロワーを抱える橋下さんのツイッターによる政策のPRです。
 橋下さんのように7000ツイートを越えるツートをするには大変な小まめさがいるでしょうが、党の全員、特に有力者はブログをホームページの他にブログやフェイスブックを開設し、それも各種の人気ランキングへの参加してはどうでしょうか。
山本一太さんのような動静通信的なものでも可なりの上位を占めていますし、自民党から立候補して落選した三橋貴明さんは堂々のランキング一位。毎日3~4万の訪問者がいます。
 これが石破さんの様な大物の理論派が参加すれば週に1度の更新でもランキング上位は定着。
然もどなたか達と違ってコメント欄をオープンして置けば、時に炎上するかも知れませんが、貴重な情報の収集もできます。 (正直な話低位の常連の私など彼らの参加でいよいよ順位が下がるばかりですが、国のため私の情報の収集のためには致し方ありません。)
 政党・政治家はホームページやブログなどを開設して、見たい人は見ろ、コメント欄は閉鎖では見る人、とくに野党の場合は余程の関心のある人で無い限り見る人は居ません。
 自民党は発信力が足りないとかマスコミが取り上げてくれないとか愚痴を言う前に自ら大衆の面前に自党や自分を売り込む事です。
 派閥の領袖や長老など大物が不断は何も言わずに(正確に言えばその発言が国民に聞かれず)今回のように何かことある時だけ口を出すなど気味悪くありませんか。
 大物なら秘書なども多くいるでしょうから、国民への発信専門の人も抱える余裕はあると思うのですが。    

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