いよいよ明日が参院選の投票日です。
6月27日に「どの党に、そして誰に投票する? 」に書きましたが今日はどの党を選ぶかを中心に再度考えて見たいと思います。
(但し最初にお断りしておきますが、これは飽くまでも私個人の意見で他に押しつける気は全くありませんのでご了承下さい。)
[日本を待ちかまえる情勢]
・膨大な人口と低所得の中国などの台頭による大きな経済環境の変化とそれに基づく出口の見えないデフレ
・鳩山さんのお蔭で完全にデッドロックに乗り上げた普天間基地問題の処理
・民主党が駄目ならと言う受け皿になるべき自民党は民主党の半分近くの低支持率に喘いでいる (17時追記:最近の朝日の調査によれば民主23%、 自民20%に縮まっています。)
[ごく最近の報道から]
・読売新聞の「比べる公約・教育費」
民主・自民・公明・共産・社民は全てばら蒔き型として批判されて居る中で、目についてのは立ち上がれ日本の「高校無償化撤廃、意欲ある高校・大学生対象の所得制限付き給付型奨学金制度導入」、今の厳しい財政の中で、正に普通の人なら誰でも考えている提案です。
私は前にも書きましたがさらに進めて工業・商業などの専門科目の高校には全て援助、公立・私立の普通科に対しては全国学力テストの一定範囲の合格者の数に比例した援助をして、余所の子どもが行くから何となく普通科を進学する生徒への援助は廃止すべきだと思うのですが。
・週刊新潮
「民主」過半数なら覚悟せよ「3杯の毒」、「人権侵害救済法」「夫婦別姓法」「外国人参政権」天下の悪法が国会通過を待っている
民放が「小泉進次郎」テレビCMを放送しない理由
自民党でアピール力のあるのはー小泉進次郎さんだけだが、そのCMを民放が扱ってくれない
陰では仲間を滅多切り「舛添要一」新党改革代表そんな場合か!
アジテーター「菅伸子」総理夫人家族ネタでツカミはOK
菅さんより人気のある伸子さんが「旦那は首相に向かない」と聴衆を笑わせた後一転、「それなら谷垣のおじさんに任せられますかと」切り返し爆笑を誘う。 (ウーン谷垣さんの名が出て笑われるなど(聴衆は民主支援だと割り引いて見ても)一般の人は谷垣さんを小馬鹿?にしているのですかね。)
・週刊現代
日本の政治記者72人に聞く、天下分け目の参院選 民主大分裂が始まる!、小沢が死ぬか菅が死ぬか(と前回とは一転して民主党批判の記事)
・昨夜のTwitterで民主の仙谷さんの韓国への賠償発言に対して安倍さんの反論の拡散希望の氾濫
これだけを考えてもどの党の誰に投票すれば良いか迷うばかりです。
[どの政党に投票?]
・お勧めの党:日本の進むべき方向を示している党、日本の現状を良く分析し実現可能な政策を示している党、参院の特性と今までの捩じれ国会を防ぐために第三極を目指し是々非々主義に徹する党。
・有権者が良く考えたほうが良い党
特定団体や特定の思想の影響が強すぎると思われる党
民主党:党のの支持率は依然として高いようですが、選挙後には普天間基地問題、もしかしたら小沢さんの反乱と言う目に見えて支持率が落ちる可能性も考えて置くべきです。
前回の代表選では党内の力学で大方の予想に反して鳩山さんを選出し結果的た大失敗に終わりました。9月の代表選でまた同じ愚を繰り返すのかどうか、政治の世界は何があってもおかしくないそうですが、果たして。
自民党:参院選の予想では公務員制度改革一本槍のみんなの党が10議席台を獲得の勢いだそうです。
私は麻生さん時代に公務員制度改革への弱腰姿勢が衆院選で(負けるとすれば)、その敗因の最大要因の一つになることを知るだろうと書きましたが、唯一の成果が、「政治主導の政治改革」しかない民主党政権に対して公約の変更を許す国民の優しい反応と、今回のみんなの党の予想される躍進を見ても、誰でも考える上記のことを気付かないのか、パスしてしまった自民党は、みんなの党の躍進を見てどう思っているのでしょうか。
このような民意、そして党内の革新を願う民意を酌み取れずに、「みんなでやろうぜ」のスローガンの自民党にも困ったものです。
[公約の裏を考えて見よう]
・通常言われている経済成長の目標2%を越す成長→実質的にどの分野で成長させるのか、その現実性はあるのか?
金融政策で成長可能→そんな簡単なことで出来るのなら誰でもやっている、出来ないのは上記のように厳しい経済環境の変化があるのではないか?
・消費税増税→社会福祉への投資で経済成長→それが全体のGDPに対してどれだけの割合を占めるのか?増税分の年金への税金の投入額は?子ども手当てなどばら蒔きと言われる政策に要する財源をは思い切って社会福祉の投資に振り向けては?
・衆院戦後増税→それまでの日本経済は放っておいてよいのか?
・消費税増税反対→如何にして日本が生きて行くのかの対案を持っているか?その対案が現実的か?
・民主党は公務員経費2割削減の方針→地方分権に伴う公務員の地方派遣、その経費は地方交付金となれば国庫の負担は変わらないのでは?
・法人税率引き下げ反対→実質的に日本の生活を支えている企業の競争力を如何に強くするのか対案を示すべき
・普天間基地国外→日本の信用を落とすことなく如何に米国と交渉するのか? 日本の安全保障をどのように考えるのか?そしてその実現性は?何を考えているのか判らないが軍備増強している中国にどう対応するのか?
・国会定数削減→それを何時実現するのか?今まで何度も言ってきて実現しない理由は?
・週刊新潮が言うように何か隠している政策はないのか?→そこまで国民は考えねばならないの?
以上書いて見るとどの党も一長一短、公約もその裏まで考えねばならぬこと、しかも公約に出ていない政策まで考えねばならないとは、とても投票する人達が出来るベストの選択はないようです。
セカンド・ベストとも言われますが、サード、フォースまで考えねばならぬ人もいると思います。
然し政府のキャンペーンではありませんが、やはり選挙に行ってできる限りのことをやるしかないようです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ