実はこの件について既に「暗すぎるテレビにニュース報道とワイドショー」のタイトルでブログに投稿していますが老いの愚痴と思われて辛抱して聞いて下さい。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060824
私の家では、朝と12時からのテレビ放送のチャンネル権は家内が握っています。
彼女が好きな午後の"みのもんたさんの番組”は私はあまり好きでないので、それがほぼ終わる13時頃から昼食を食べるようにしていますが、朝食の時間がずらせなくて、否応なしに見せられる、テレビ朝日の「スーパーモーニング」だけは参っています。
初めから終いまで、暗いニュースばかり、犯人の暗い過去を何度も何度も同じ画面で繰り返し見せられます。
私は例の秋田の小母さんの顔を何回見せられたか知れません。
それに所謂コメンテーターの善人ぶったコメント。
やっと終わったと思えば、「納得できない」うんうんの特集番組で担当者が正義の味方のような顔で、お役所や自治体の役得ぶりを暴き立てます。
それで、私はその暗いニュースを見せられながら、ぼそぼそと機械的に朝食を口に運ぶ嵌めに陥ります。
これで見て残り少ない一日を出来るだけ元気に明るく過ごさなければならないのです。
<<暗いニュース報道の功罪>>
テレビ朝日さんはこの番組で何を視聴者に訴えたいのでしょうか。ディレクターはこの番組の視聴率以外に、その功罪を考えたことがあるのでしょうか。
この番組で世の中が明るくなると思っているのでしょうか。
こんな番組が世の中に悪い影響を与えていることもあるかも知れないことを考えたことがあるのでしょうか。
前にも書きましたが、この種の番組の功罪をもう一度書いてみます。
<暗い報道が役立っていること>
1.不正な事をした会社上層部、政治家、官僚達に社会的制裁を与える。
2.新聞などで伝えられない裏事情を知らせて、事件などの本質を知らせる。
3.犯罪者の手口を知らせ、世の中に悪い人も多くいるのだと注意を促す。
<暗い報道が世に害を与えかねないこと>
1.罪悪感が薄くなる。悪事に対して不感症になる。
政府上層部が美味い事やっているのを見て、それなら俺も似た事をして何が悪い思う。
2.世の中や日本の前途に希望を失わせ、ニートなどの青年を生み出す。
3.日本人としてのプライドがなくなる。
教師のような指導的立場の人まで、昔で言う破廉恥な援助交際などに走らせる。
4.模倣犯を殖やし、犯罪の手口を教える。
5.目立ちがりが、報道を通じて世の中に自分を知って貰うために犯罪を冒す。
6.靖国問題のような放送で日本の足を引っ張る。
7.同じことを繰り返す報道姿勢をうまく利用した小泉さんのような人の戦略に載せらる。
(キャスターやコメンテーターは世の為に、正義とためにと思って頑張っていると思われるだけに、このような問題点が出るのはなお悲惨です。)
<<テレビ関係者へのお願い>>
現在のおかしな世相の中ではどうしても暗い面の放送が中心となることは仕方がありませんが、同じ番組のなかで、必ず次のような明るい前向きな放送も是非入れて下さい。
NHKの「平成若者仕事図鑑」や「あしたをつかめ」で頑張っている若者の報道。
民放の商店街や農業の再生で奮闘している人達や定年を迎えた人達の活動の報告。
テレビ東京の「カンブリア宮殿」でビジネスの第一線に立つ人たちへのニンタビューなどなど。
この提案の良い所は、
1.番組のマンネリ化を防ぐ。
テレビ関係者自体マンネリ化していると思っていませんか。
2.視聴率のアップ。
視聴者は私のように、他の低俗番組よりは少しはましと思って仕方なく、時間潰しに見ている人も多いと思いませんか。
3.社会や日本の活性化に役立つ。
4.テレビ会社のイメージアップに繋がる。
それと前には書きませんでしたが、
5.暗いニュースと明るいニュースを対比して放送することで、暗いニュースに中心を置く効果(例えば一般市民はこんなに頑張っているのに役所の連中は旨い知るをすっているなどの不正を暴く)が一層まして来る。
然し親会社の報道姿勢のように、自分の主張を貫徹するために、その主張に不利な報道はしないのなら致し方ありません。
(日本の明るい面の報道が何故不利と感じているのか判りませんが。)
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20060523 の後半部参照