mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

トルコ一周とカッパドキアの旅<カッパドキア観光7>

2019年01月28日 | 旅行記
 本日は、カッパドキア観光7として「鳩の谷」と「カイマクル地下都市」をお伝えします。

 ◆ カッパドキア観光7(鳩の谷、カイマクル地下都市)

<Mugiko>
 鳩の谷が「ギョレメパノラマとウチヒサルの間にある」といわれても、まったく理解できないわ。
 などと文句を言っても仕方がないわね。
 ということで、ビジョンバレーといわれる「鳩の谷」には、3人姉妹の岩から15分ぐらいで到着しました。
 鳩の谷を見下ろす平らな丘をなんと呼ぶのか知らないけれど、鳩の谷には岩場に多くの穴が開いていて、穴に鳩の糞を集めて周辺のブドウ畑の肥料にしていたようね。
<Mugio>
 肥えた土地ではないから、鳩の糞を利用することを考え出したと思うけれど、先人の知恵は大したものだね。
 ところで、この谷の先には、ウチヒサルの奇岩群と密集した住宅街が見えるよネ。
 また、鳩の谷の岩場にも窓や出入り口と思われる穴が開いているので、「ウチヒサルと同様に昔、ここで生活していたのだろうか?」とか「ここにも地下空間(都市)があるのだろうか?」などという他愛のない疑問がよぎったよ。

 <鳩の巣を見学する丘にて>


 <ウチヒサルが見える鳩の谷>


<Mugiko>
 あなたの話は面白いけれど、上の写真ではウチヒサルも鳩の谷の岩場も分かりにくいわ。
<Mugio>
 そうだね。少しぼけているけれど、正面から見た鳩の谷とウチヒサルを掲載するよ。

 <緑の鳩の谷>


 <鳩の谷からのウチヒサル>


<Mugiko>
 岩場に住宅がある光景は、南イタリアのマテーラでも見たけれど、規模が違うわね。
 ウチヒサルとは、「尖った砦」という意味らしいけれど、この大きな岩に上ってギョレメの絶景を見学したかったわ。
<Mugio>
 さーて!次はこの台地にあったトルコのお土産を見ていこうか。

 <青い目玉のような雑貨>


 <売り物の陶器が樹木にぶら下げてある>


<Mugiko>
 鳩の谷を見学する丘には、土産物屋がズラリと並んでいて、トルコの土産として定番になっているという青い目玉のようなものが樹木にぶら下げてあったわ。
<Mugio>
 この青い目玉のようなものは、魔除けのお守りで「ナザール・ポンジュー」というらしいね。
 プラスチック製で、友達への土産物として手軽に差し上げられるので、君もたくさん仕入れていたよね。
<Mugiko>
 さて、鳩の谷を早々に引き上げて、次は「カイマクル地下都市」に向かうそうよ。
<Mugio>
 カッパドキアには数多くの地下都市(約300)が点在するが、カイマクルとデリンクユという地下都市が規模が大きく、どちらかを見れば良いということのようだ。
 私たちは、10時30分ぐらいにカイマクル地下都市に到着したが、内部はアリの巣のように迷路だというから迷い子にならないように行動しよう。

 <ここにも土産物店>


 <カイマクル地下都市の入口>


<Mugiko>
 カイマクル地下都市は、キリスト教徒がイスラム教徒の迫害から逃れるために造ったもので、深さ58m、地下9層、各層の収容200人という大規模なものだそうね。
 制作時期は、はっきりしないけれど、大部分は9~10世紀に造られたということのようだわ。

 <大きな通路に狭い通路がつながっている?>


 <円盤状の回転扉>


 <狭い通路の階段>


 <大きな空間の先には?>


<Mugio>
 キリスト教徒とイスラム教の対立は古くからあった、ということの証拠のような地下都市だけれど、どのように掘ったのか?土砂の処分は?など疑問はつきないものだったね。
 それにしても、「都市」というだけあって、教会やホール、台所、墓地、居室などがあり、ワイン造りまでやっていて、これらを狭い通路や階段で結んでいた、というのだから驚いちゃうよ。
<Mugiko>
 そうね!とはいっても、私は、お日様の光を浴びる生活が好きだから、このようなモグラみたいな生活スタイルは御免被りたいところね。
<Mugio>
 その通りだけれども、身を守るためにはやむを得なかったのじゃないか!
 快適な生活をするために垂直に伸びる通気口まであり、また、敵が迫ったときには、写真のように岩でできた厚い円盤状の回転扉を転がして通路をふさいだということだから、それだけ戦いが激しかったのだと思うよ。
<Mugiko>
 ところで、あなたは、私たちの後ろで二人の日本人を案内していた現地ガイドの人と親しそうに話をしていたけれど、まさか!知り合いではないわよね?
<Mugio>
 そうではないけれど、案内していたトルコ人が人懐こい方で、どういうわけか僕と会話が弾んだのさ。
 彼からは、「日本のどこから来たのか?」とか「埼玉は東京の隣で良いところ。」などという話があり、僕からは「僕らのガイドさんよりも日本語が上手で、まるで日本人のように滑らかに話すが、どこで勉強したのか?」と聞いたら、「日本に5年間滞在していた。」とか「こちらで学ぶより、日本で会話する方が上手くなる。」などと答えてくれたのさ。
<Mugiko>
 そうなの!あなたは、英語が話せないのに外国人と親しくなることがあるから「またまた・・・」と思ったの。
 さぁ、約1時間でカイマクル地下都市の見学が終了したので、次はキャラバンサライ(隊商宿)があるスルタン・ハヌや、今夜の宿泊地コンヤの方向にあるアクサライ(Aksaray)というところのレストランOrhan Agacliで昼食よ。


 <以上で本日の記事は終了です。次回はアクサライでの昼食、スルタン・ハヌのキャラバンサライについてお伝えします。>