久しぶりに記事を書くことにしました。
本日もトルコ一周とカッパドキアの旅ですが、旅行8日目(2010年10月25日)に訪れた「トロイ遺跡」の模様をお伝えします。
◆ トロイ遺跡
<Mugiko>
トロイ遺跡は、日本では誰もが知っている有名な遺跡だけれども、あなたの第一印象は?
<Mugio>
それがね!入場口の手前にある大きな「トロイの木馬」が目に焼き付いて「ここは面白そう!」と期待したのだけれど・・・
<Mugiko>
こうご期待!ではなく、「残念!」という意味?
≪トロイの木馬≫
≪遺跡の入口卑近≫
<Mugio>
この「目に焼き付いた」というのが良くなかったね。
なぜ、ここに木馬があるのか?というと「トロイのエピソードに因んで建てられた」というけれども、僕には、「ここが世界遺産のトロイ遺跡ですよ。」と観光客にアピールするためじゃないかと思うんだよ。
<Mugiko>
あら、まあ!随分と悪口を並べたわね。
ところで、「トロイ戦争」というのは、どういう戦いなの?
<Mugio>
それを調べてみると、聞いたこともないような話名なのさ。
ウキペディアによれば、「トロイ戦争は、小アジアのトロイアに対してミューケナイ(ミケナイ)を中心とするアカイア人の遠征軍が行った「神話上の戦争」と説明している。
<Mugiko>
よく分からない言葉を翻訳すると、「トロイア」は「トロイ」のことで、「ミューケナイ」とは、「ギリシャのベロポネス地方」、「アカイア人」とは、「ギリシャ人」のことのようね。
<Mugio>
トロイの戦争は、BC8世紀の頃の人で、古代ギリシャの叙情詩「イーリアス」、「オデュッセイア」の作者「ホメロス」によって描かれているそうだ。
この戦争を描いた叙情詩には、このほかに「キュピリア」、「アイテオピス」、「イーリオスの陥落」などからなる一大叙情詩環があるということだ。
<Mugiko>
そして、この戦いの起因は、「キュプリア」に次のように描かれているそうね。
大神ゼウスは、増えすぎた人口を調整するためにテミス(秩序の女神)と試案を重ね、ついに大戦を起こして人類の大半を死に至らしめる決意を固めた。
オリンポスでは、人間のフティア王ヴェレウスと海の神テティスの結婚式があったが、この結婚式にはすべての神が招かれたにもかかわらず、争いの神エリスだけは招かれなかった。
怒ったエリスは、「不死の庭園の黄金のリンゴを最も美しい女神に捧げる。」と叫んで神々の座へ投げ入れた。
金のリンゴの所有を巡ってゼウスの妻ヘラ、ゼウスの娘アテナ、美の女神アブロディーテの三女神の激しい対立が起こり、ゼウスは、このリンゴが誰に相応しいのかトロイの王ブリアモスの息子パリス王子に判定を委ねた。
<Mugio>
さあ、それからどうなった?!
<Mugiko>
三女神は、それぞれ最も美しい装いを凝らしてバリスの前に立ったが、なおかつ、ヘラは世界を支配する力を、アテナはいかなる戦争にも勝利する力を、アブロディーテは世界一の美女を、それぞれ与える約束をした。アブロディーテが約束した美女とは、スパルタ(ギリシャのペロポリス半島南部のスパルティにあった古代ギリシャ時代の都市国家)王のメネラーオスの王妃ヘレネだった。
<Mugio>
それで、パリスはどの提案を選んだのかな?
<Mugiko>
パリスは、その若さによって富と権力をおいて愛を選び、アブロディーテの誘いによってヘレネを奪い去った。パリスの妹でトロイアの王女カサンドラのみは、この事件が国を滅ぼすことになると予言したが、アポロンの呪いによって聞き入られなかった。
<Mugio>
なるほどネ!これが実話なのか神話なのか知らないが、面白い話だね。
それにしても、人の奥さんを奪い去るというのはまずいよね。
これは、戦争になるよ。
<Mugiko>
話が長くなって疲れてきたので、トロイ遺跡の入場口やその周辺の光景を見ながら一休みしましょうか。
≪右方向に入口と展示場≫
≪トロイ遺跡の展示場≫
≪展示場の横の植物≫
<左方向の通路≫
<Mugio>
ところで、トロイ遺跡の説明がある展示場には、遺跡の発掘者であるドイツのハインリッヒ・シュリーマンという人の写真と説明文がありました。
<Mugiko>
とはいっても、文字が読めないので、現地ガイドのフセインさんから説明ですが・・・。
このシュリーマンの話を聞くと、トロイ遺跡がいかに貴重な文化遺産なのかが分かるようになるのかも知れません。
<Mugio>
ハインリッヒ・シュリーマンは、ドイツ北部の町で牧師の子として生まれます。幼い頃に父親からホメロスの物語を聞かされ、トロイの実在を確信していました。
彼には商才があって、貿易商を営み莫大な富を蓄えました。目的は、トロイ遺跡発見のためだったといいます。
≪ハインリッヒ・シュリーマン≫
≪プリアモス王の妻ソフィア≫
<途中ですが、これで本日の記事を終了します。次回はトロイ遺跡の「ハインリッヒ・シュリーマン」の続きのところからお伝えします。>
本日もトルコ一周とカッパドキアの旅ですが、旅行8日目(2010年10月25日)に訪れた「トロイ遺跡」の模様をお伝えします。
◆ トロイ遺跡
<Mugiko>
トロイ遺跡は、日本では誰もが知っている有名な遺跡だけれども、あなたの第一印象は?
<Mugio>
それがね!入場口の手前にある大きな「トロイの木馬」が目に焼き付いて「ここは面白そう!」と期待したのだけれど・・・
<Mugiko>
こうご期待!ではなく、「残念!」という意味?
≪トロイの木馬≫
≪遺跡の入口卑近≫
<Mugio>
この「目に焼き付いた」というのが良くなかったね。
なぜ、ここに木馬があるのか?というと「トロイのエピソードに因んで建てられた」というけれども、僕には、「ここが世界遺産のトロイ遺跡ですよ。」と観光客にアピールするためじゃないかと思うんだよ。
<Mugiko>
あら、まあ!随分と悪口を並べたわね。
ところで、「トロイ戦争」というのは、どういう戦いなの?
<Mugio>
それを調べてみると、聞いたこともないような話名なのさ。
ウキペディアによれば、「トロイ戦争は、小アジアのトロイアに対してミューケナイ(ミケナイ)を中心とするアカイア人の遠征軍が行った「神話上の戦争」と説明している。
<Mugiko>
よく分からない言葉を翻訳すると、「トロイア」は「トロイ」のことで、「ミューケナイ」とは、「ギリシャのベロポネス地方」、「アカイア人」とは、「ギリシャ人」のことのようね。
<Mugio>
トロイの戦争は、BC8世紀の頃の人で、古代ギリシャの叙情詩「イーリアス」、「オデュッセイア」の作者「ホメロス」によって描かれているそうだ。
この戦争を描いた叙情詩には、このほかに「キュピリア」、「アイテオピス」、「イーリオスの陥落」などからなる一大叙情詩環があるということだ。
<Mugiko>
そして、この戦いの起因は、「キュプリア」に次のように描かれているそうね。
大神ゼウスは、増えすぎた人口を調整するためにテミス(秩序の女神)と試案を重ね、ついに大戦を起こして人類の大半を死に至らしめる決意を固めた。
オリンポスでは、人間のフティア王ヴェレウスと海の神テティスの結婚式があったが、この結婚式にはすべての神が招かれたにもかかわらず、争いの神エリスだけは招かれなかった。
怒ったエリスは、「不死の庭園の黄金のリンゴを最も美しい女神に捧げる。」と叫んで神々の座へ投げ入れた。
金のリンゴの所有を巡ってゼウスの妻ヘラ、ゼウスの娘アテナ、美の女神アブロディーテの三女神の激しい対立が起こり、ゼウスは、このリンゴが誰に相応しいのかトロイの王ブリアモスの息子パリス王子に判定を委ねた。
<Mugio>
さあ、それからどうなった?!
<Mugiko>
三女神は、それぞれ最も美しい装いを凝らしてバリスの前に立ったが、なおかつ、ヘラは世界を支配する力を、アテナはいかなる戦争にも勝利する力を、アブロディーテは世界一の美女を、それぞれ与える約束をした。アブロディーテが約束した美女とは、スパルタ(ギリシャのペロポリス半島南部のスパルティにあった古代ギリシャ時代の都市国家)王のメネラーオスの王妃ヘレネだった。
<Mugio>
それで、パリスはどの提案を選んだのかな?
<Mugiko>
パリスは、その若さによって富と権力をおいて愛を選び、アブロディーテの誘いによってヘレネを奪い去った。パリスの妹でトロイアの王女カサンドラのみは、この事件が国を滅ぼすことになると予言したが、アポロンの呪いによって聞き入られなかった。
<Mugio>
なるほどネ!これが実話なのか神話なのか知らないが、面白い話だね。
それにしても、人の奥さんを奪い去るというのはまずいよね。
これは、戦争になるよ。
<Mugiko>
話が長くなって疲れてきたので、トロイ遺跡の入場口やその周辺の光景を見ながら一休みしましょうか。
≪右方向に入口と展示場≫
≪トロイ遺跡の展示場≫
≪展示場の横の植物≫
<左方向の通路≫
<Mugio>
ところで、トロイ遺跡の説明がある展示場には、遺跡の発掘者であるドイツのハインリッヒ・シュリーマンという人の写真と説明文がありました。
<Mugiko>
とはいっても、文字が読めないので、現地ガイドのフセインさんから説明ですが・・・。
このシュリーマンの話を聞くと、トロイ遺跡がいかに貴重な文化遺産なのかが分かるようになるのかも知れません。
<Mugio>
ハインリッヒ・シュリーマンは、ドイツ北部の町で牧師の子として生まれます。幼い頃に父親からホメロスの物語を聞かされ、トロイの実在を確信していました。
彼には商才があって、貿易商を営み莫大な富を蓄えました。目的は、トロイ遺跡発見のためだったといいます。
≪ハインリッヒ・シュリーマン≫
≪プリアモス王の妻ソフィア≫
<途中ですが、これで本日の記事を終了します。次回はトロイ遺跡の「ハインリッヒ・シュリーマン」の続きのところからお伝えします。>