mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

トルコ一周とカッパドキアの旅

2022年09月05日 | 旅行記
 先日に引き続き「トルコ一周とカッパドキア」から旅行最終日に訪れた「イスタンブール旧市街歴史地区散策」からをお伝えします。

<Mugio>
 おはよう!今日は楽しかったトルコの旅行が終わり、日本に帰国する日です。
 朝食やホテルの勝手な評価を申し上げる「イスタンブールの朝」からお伝えしたいところですが、その必要はなさそうです。

<Mugiko>
 そうよ!今日はトルコの建国記念日よ。
 このような日に帰国するのも何かの縁かもしれないわ。そんな日に最後の旅の思い出ができそうよ。
 午前中、S子さんが地下宮殿やオリエント急行の終着駅スィルゲジなどに案内してくださるというからラッキーだわ。

<Mugio>
 最後の日まで何かとお世話様です。
 ところで、お天気が気になって部屋から外を眺めたら「雨模様」でしたが、早速、トラムに乗って地下宮殿に向かいました。


<あいにくの雨模様>


<トラム初体験>

<Mugiko>
 いきなり、トラムの話だけれども、昨日お邪魔したブルーモスクやアヤソフィア近くの駅スルタナーメットまでいって、そこからイェレバタン地下貯水池と地下宮殿に向かいました。


 <トラムを降りて>


<地下宮殿に向かう>

<Mugio>
 地下宮殿の入り口の建物は、撮影していないが、何の変哲もない小屋のため、案内してしていただかないと見逃してしまいそうです。
 その入り口を入ると、地下に下りる階段があり、赤茶けた暗い空間が広がっていました。
 巨大な柱が無数に連なる古代ローマ帝国の宮殿のようであるため、地下宮殿と呼ばれているが、実際は地下貯水地です。

<Mugiko>
 貯水池の内部は、高さ9m、長さ143m、幅65mで336本の大理石柱が天井を支えているそうね。


<石柱の貯水池>


<悠々と泳ぐ魚たち>

<Mugio>
 このような施設が3~4世紀に機能していて、6世紀に再建されたというのだから驚いてしまうね。
 都市基盤として水源を確保しようとして整備しただろうと思うけれども、どこから水を引いてきたのだろうか?

<Mugiko>
 何でも、20kmも離れた北郊外のブルグラードという森から土管や水道管を使って供給されたということのようね。
 そのときに魚たちも一緒に運ばれたということかしら?

<Mugio>
 ここの見所は、ライトアップされた上下逆さまの「メドゥーサの頭部」を土台に使った柱だそうだね。

<Mugiko>
 このうち、涙の柱は、柱に手のひらを当て親指を中心に一回転させると願いを叶えてくれるというので、観光客に人気だそうね。


<ライトアップされた涙の柱>

<Mugio>
 メドゥサの頭部は、涙の柱のところを進んで階段を数段降りると、柱の台座として使われているところに着くけれども、「これはいったい何なのだ!?」と驚いてしまったよ。

<Mugiko>
 1985年の修復の時に底にたまった泥をさらったところ、二本の柱の土台に使われていたメドゥサの頭部が二つ見つかったそうで、その意味は「魔除け」という説と、ただ単に「土台としての据わりがよかった」という説に分かれているそうよ。


<横向きのメドゥサ>


<逆さまのメドゥサ>

<Mugio>
 「横向きのメドゥサ」は、首を左に曲げて見ると、目と鼻の位置がわかると思うよ。

<Mugiko>
 ここからは、街をぶらぶらしながら、オリエント急行の終着駅スィルケジに向かいました。
 途中、陶器の店で「甥夫婦に夫婦茶碗を土産にしたい!」と丁度よいものがあったので購入したのですが、後ほど事件が起こりました。


<カラフルな品物が並ぶ陶器店>


 <このような大皿も>

<Mugio>
 地下宮殿からは、400~500mでスィルケジ駅に着きましたが、ここは、オリエント急行の終着駅として有名だそうだ。
 ウキペディアによれば、「オリエント急行は、国際寝台車会社(ワゴン・リ)により西ヨーロッパとバルカン半島を結ぶ列車として18883年に運行が始められ、1888年にはコンスイタンティノープル(現イスタンブール)まで直行した。」と説明している。

<Mugiko>
 オリエント急行を有名にしたのは、1974年制作のイギリス映画「オリエント急行殺人事件」で、アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人」を映画化した作品だと記憶にあるわ。
 豪華なキャストが話題になったシドニー・ルメット監督によるミステリー映画だったわね。

<Mugio>
 ストーリーは、イスタンブールで事件を解決した私立探偵エルキュール・ポアロは、新しい事件のためオリエント急行で急遽、ロンドンに向かうことになった。

<Mugiko>
 というストーリーで始まる映画だけれども、26歳頃の僕は映画どころではんばかったな。


<スィルケジ駅のホーム>


<駅の外観>

<Mugiko>
 ここで12時を過ぎてしまいましたので、昼食にイスタンブール名物の「サバサンド」をいただくために「ガラタ橋」のたもと付近に向かいました。


<イスタンブールのスーパーマーケット>


<靴磨きの人々>


<銃を持つ警察官>


<雑貨店>

<Mugio>
 この4枚の画像は、スィルケジ駅からガラタ橋までに見えた光景だけれど、歩いているとイスタンブールを彩る多面的な光景が垣間見られて興味深かったね。

 <ここで本日の記事を終了しますが、次はイスタンブールの自由散策の続きを掲載したいと思います。>