これまでに何回か(二十数回)海外旅行にいっていますが、いつもの癖で時間の余裕がないためか、あわただしく(何が何だかわからないうちに!)出国手続きを進めています。
そこで、どんな手順で成田空港を飛び立って、そして、帰ってくるのかを考えてみました。
何故、帰りのことを考えるのか、と思うでしょうね。
海外旅行の面倒なところは、この出入国手続きが少なくとも4回もあることなのです。
4回の内訳は、成田で2回、旅行先の空港で2回ということです。
何が面倒かといいますと、出国の例で申し上げれば、荷物検査(スーツケース)にチェックイン、両替、セキュリティチェック、税関申告、出国審査などがあり、これらに要する時間が余裕を見て1時間30分となってます。
そして、約30分前に自分が搭乗する飛行機の搭乗口に集合することになっていますので、合計すると2時間前に空港に行く必要があるというわけです。
外国に遊びに行くのだからそんなことで文句を言うな!と言われそうですが、文句を言っているのではなく、これが結構、戸惑うことが多いのです。
個人旅行ではなくツアーの例で話を申し上げますが、旅行会社にツアーの申し込みをして旅行が催行されますと、出発日の1週間前くらいに旅行会社から日程表が送られてきます。
その中に、出発当日は「成田空港第1ターミナルビルの4階Kカウンターの阪急交通社の受付カウンターに10時55分」までに集合するようになどと書いてあります。
指示通り、時間までに指定のカウンターまでに行きパスポートなどを提示しますと、添乗員さんが待っていて出国手続きなどを説明します。
そして、まず、指示されるのが「荷物検査」と「チェックイン」で、5月に旅したクロアチアなどの旅ではこの手続きを同時にやっていました。
これは何をするかといいますと、これから乗る飛行機の会社(航空会社)の出発カウンターに行って、スーツケースのエックス線検査と重量測定(エコノミィクラスは20㎏まで)を行いスーツケースの預り証を貰うのです。
それには、パスポートと航空券(あの濃い緑色のものではなく、薄い紙になりました・・・旅行会社のカウンターで受領)を提示するのですが、同時に搭乗券(自分の名前や飛行機の座席番号などが書いてあるもので電車の乗車券みたいなもの)の取得手続きも進めます。
ところが、クロアチアの旅では、搭乗券は阪急交通さんが手続を済ませており、スーツケースのみの手続きとなりました。
このように旅行会社によっては(同じ会社でもコースによっては)、ツアーメンバーが行なう荷物検査やチェックイン手続きが異なり、小生などは「随分と取り扱いが違うな!」と感じることがしばしばあります。
この手続きの違いの原因は、基本的には、お金ですね。でも、「ヨーロッパ旅行のすすめ」ではありませんが、「おこっちゃだめですよ、だからやすいんです。」ね。
旅行代金が高い会社ですか?荷物検査からチェックインまでの手続きを全部、会社がやってくれます。
まぁ、それはそれとして、ここで注意すべきことですか?
それは何といっても、重量制限と座席の指定(窓際か通路側か)ですね。まず、重量制限の話ですが、会社によっては、というかアメリカだけは重量制限が20㎏ではないようですが、日本やヨーロッパの航空会社は、どこも20kgのようです。
クロアチアなどの旅は、オーストリア航空(ウィーンまで)で20㎏でしたが、受付が日本人の若い女性で「にっこり」と微笑んで、小生の重量オーバーかもしれないスーツケースを預かってくれました。
以前は、かなり大目に見てくれていたようですが、最近は厳格になった会社が多くなったという話を聞きました。飲み物など重い土産物が増える帰国便は要注意ですね。
なお、ビジネスクラスは30キログラムだそうです。また、重量オーバーになるとどうするかですが、基本的には20キロになるようにカウンターでスーツケースから重いものを出すか、高い料金を払うということになります。
クロアチアなどの旅では、帰国便でツアー仲間がスーツケースを開けていましたから、言葉が通じないこともあり、手続きが厳格になってやりにくくなってきました。
小生の場合も、かなり危なかったのですが、「にこっ」と満願の笑顔でいましたら通してくれました。
さて、次に座席の指定の話ですが、ヨーロッパ旅行の場合には3人で行くのならいいのですが、2人の場合には「通路側」を確保することをおすすめします。
外が眺められるので、窓際が良いなどと思ってはいけません。そんなメリットは、一時的なもので、12時間から13時間もトイレに行きたいと思うたびに、通路側に座って寝ている知らない人に頭を下げることになるからです。
問題は、どこでその希望を伝えるかですが、まず、旅行の申し込み時に旅行会社に強く、何度も申し入れておくことが大切です。
そして、自分でチェックインの手続きを行なう場合には、航空会社のカウンターで希望を言うことです。相手が外国人の場合には、英語で言う必要があります。
何というか?Aisle(Passage) side, please.でしょうか?
ところで、このほかの出国手続は、次の機会にお話したいと思います。