うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

アドマイヤデウス

2014-04-05 01:55:49 | 競馬日記
アドマイヤデウスという馬がいるんですね。若葉Sを勝ってクラシック路線に乗ってくることになりました。

父はアドマイヤドン。朝日杯を勝ったJRA賞最優秀2歳牡馬ですが、3歳の秋以降はダート路線に転向し、ダートGIを6勝(朝日杯と合わせてGI7勝)を挙げました。母が2冠牝馬ベガ、半兄がダービー馬アドマイヤベガという素晴らしい血統背景を持ちます。

配合も素晴らしいですね。ティンバーカントリー×トニービン×Northern Dancer×Tom Foolの累代交配で、アメリカンな父にヨーロピアンな母父、アメリカンな祖母という組み合わせです。ただし、ティンバーカントリーがSwapsクロスでWar Admiral、Sir Gallahadといったアメリカン、Hyperion、Son-in-Lawといったヨーロピアンをまとめた異色の配合で、このHyperionでトニービンとフィットします。アメリカンをまとめるのがNative DancerとTom Foolで、両者はSickle = Pharamondで結合し、その母SeleneでHyperionと結合します。見事な配合です。

父がサンデーサイレンスに代わったのがアドマイヤベガですから、母父サンデーサイレンスと組み合わせれば血統表内でアドマイヤベガを再現できるので、やってみて欲しいですね、ということを以前書いていました(ブログ)。

ただし、アドマイヤデウスの場合、アドマイヤベガの再現以上ですね。アドマイヤベガ×アドマイヤラピスの組み合わせに重賞3勝馬アドマイヤフジがいます。アドマイヤデウスの母父がアドマイヤフジの祖父、アドマイヤデウスの父の母がアドマイヤフジの父の母、アドマイヤデウスの祖母がアドマイヤフジの母、ということです(アドマイヤデウス × アドマイヤフジ)。ナリタブライアンとRyafanとか、スノッブとムーティエとか、思い出させるところもあり、素晴らしいですね。

配合としても素晴らしいです。たっぷりのHyperion、Almahmoud系列ぐるみ、Native DancerクロスがNorthern Dancerクロスに内包され、Prince Chevalier、Equipoise、Chanteurといったマニアックなところも抑えています。