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大用、現前するとき、軌則を存せず

エルコンドルパサーが顕彰馬に選ばれる

2014-04-23 00:26:14 | 競馬日記
やっとですよ。やっと。ようやくエルコンドルパサーが顕彰馬に選ばれました(記事)。30頭目です。

凱旋門賞でMontjeuと一騎打ちを演じ、日本調教馬最高の134ポンドの国際レーティングを持つ馬です。ですが、不可解な過程で年度代表馬に選出され、主にスペシャルウィークを支持する側からの不満の対象になってしまいました。不幸なことです。
私もスペシャルウィークを支持しましたし、年度代表馬はスペシャルウィークにすべきだったと今でも思いますが、エルコンドルパサーは顕彰馬に選ばれるべきであるというのも持論でした(ブログ)。そしてスペシャルウィークも、自身の競走成績と顕彰馬ブエナビスタを出した(つまりブエナビスタも顕彰馬に選ばれるべき、ちなみに私はウオッカ派です)という功績で、顕彰馬に選ばれるべきだと思っています。

今年はJRA60周年記念事業として、通常1人あたり2頭までの投票のところ、最大4頭に拡大したとのことです。それでも1頭しか選ばれないんですね。195名の投票者数の4分の3以上(147票以上)獲得で顕彰馬に選ばれるということでしたが、エルコンドルパサーは156票、ブエナビスタは140票。うーん、どうしたらいいんでしょうね。来年は無事選ばれるのでしょうか。オルフェーヴルなんかが投票の対象になってきて、こちらが優先されるでしょうから、またしばらく選ばれないなんてことになりそうです。
投票とは別に、何年かに1回、選考委員会を立ち上げて、選ばれるべきだが選ばれていない過去の馬まで対象を広げて選出すべきだというのも持論です。東スポ記事に「表彰増加は混乱を招くだけの結果につながりかねない」とありましたが、何を言っているのかよく分かりません(記事)。アメリカでは190頭以上の顕彰馬がいますが、混乱がどうとか特に気にしていないようですし、たった30頭しかいない顕彰馬の価値をきちんと伝えられていないとしたら、メディアの責任は大きいと思います。ちなみにクリフジは最強馬と呼ばれることもある名牝ですし、クモハタは種牡馬成績で顕彰馬に選ばれた馬(スペシャルウィークを競走成績と種牡馬成績の合わせ技で顕彰馬にすればいいという私の発想のもと)ですね。

顕彰馬に関する過去のブログは下。
顕彰馬投票、今年も選定馬なし(2013-04-22)
顕彰馬投票、今年は選定馬なし(2012-04-24)
ウオッカ、顕彰馬に(2011-05-09)

東スポ記事を読み返してみると、思っていたより酷いですね。国枝栄師が「投票する記者も過去に選ばれた29頭すべての馬名を挙げられるのかい?」と言ったのに対し、タイトルは「JRAは「顕彰馬」の文化的価値を高める努力を!」です。JRAも努力すべきでしょうが、お前も頑張れ、って話ですね。